大阪府が「ワクチン・検査パッケージ」の実証実験 ミナミの12店舗が協力
大阪府は21日、国と共同で新型コロナウイルスの感染防止対策と社会活動の再開を目指し日常生活の回復に向けて「ワクチン・検査パッケージ」の実証実験を今月25日から29日まで大阪ミナミ地区の飲食店12店舗で実施すると発表した。 【中継録画】「ワクチン・検査パッケージ」の実証実験について説明する吉村洋文知事
発表によると、この実証実験では「ワクチン接種履歴やPCR検査の陰性確認の手順の検証」「当日の抗原検査の手順の検証」「 大阪コロナ追跡システムの登録徹底の手順の検証」「店内のCO2濃度を適切に保つ手順の検証」「飲食店や来店者に対するアンケート」などが行われる予定となっている。 実施時間はディナータイムの午後5時から同11時まで。
具体的には、飲食店への入店時にワクチン接種証明書や接種記録書、または入店3日前以内にPCR検査を受けた人は、そのPCR検査の結果通知を提示する(いずれもコピー・写真可)。どちらもない場合は、当日店舗の近くに設置される検査会場で、約5分程度の抗原検査を受けた結果通知の提示を行う。 また、利用者は退店するまでに大阪コロナ追跡システムに登録。技術実証に関するアンケートへの回答などが求められる。 今回の実証実験に大阪府の吉村洋文知事は「基本的には目的とすれば、ワクチン・検査パッケージがそもそも成り立つのか、どういう課題があるのか、そのオペレーションが確実にできるのか。そこの実証実験ということをまず1つの大きな目的にします」と述べていた。