セカンドベストは岡本裕生「明日はいいバトルをしたい」/2024全日本ロード第6戦オートポリス JSB1000予選
9月7日、2024年MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第6戦スーパーバイクレース in 九州のJSB1000クラス予選が大分県のオートポリスで行われ、中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)がベストタイムでトップタイムをマークし、レース1のポールポジションを獲得した。また、セカンドベストタイムでは岡本裕生(YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2)がトップにつけた。ベストタイムの順位がレース1、セカンドベストタイムの順位がレース2のグリッド順となる。 全日本ロードレース第6戦JSB1000クラスの予選は、中須賀が制した。 入道雲が浮かぶ真夏のような空が広がった予選日。JSB1000クラスの予選は30分間の計時予選方式で行われた。 1分48秒449で真っ先にリーダーボードのトップに立ったのは野左根航汰(Astemo HondaDream SI Racing)。3周目に中須賀が1分46秒962と一気に1分46秒台に突入。岡本が1分47秒862で2番手につける。 中須賀が唯一の1分46秒台。岡本は唯一の1分47秒台という状況のまま時計が進む。 中須賀と岡本はランデブー走行を繰り返す。セッション残り8分。岡本が1分47秒101と自身のタイムを短縮。翌周には1分47秒046とさらにタイムを詰める。野左根も1分47秒735と1分47秒台に突入する。 残り5分。中須賀が転倒。しかし中須賀以外に1分46秒台にタイムを入れる者は現われず、そのまま中須賀のポールポジションが確定。セカンドタイムで決定するレース2は岡本がポールポジション獲得した。 なお、中須賀は転倒でマシンにダメージがあったものの、ライダーの体は無傷だった。 ■中須賀 克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM):レース1ポールポジション 「(転倒に関して)ちょっと力が入りすぎて、行きすぎました。でもフィーリングはいいので、転倒を踏まえて決勝に臨みたいです。フロントからのスリップダウンだったのでケガはありません」 「今回、事前テストはありませんでしたが、これまで積み上げきたものがあります。今日はコースコンディションも昨日よりよくなったので、いいレースになるんじゃないかなと思っています。今日のアベレージタイムを見ても自分と岡本選手がいいタイムを持っているので、去年みたいなレースになるんじゃないかと思うし、いいレースを見せたいです」 ■岡本 裕生(YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2):レース2ポールポジション 「トップタイムを出したかったです。ここまでペースが上がるとは思ってなかったので、自分の中でも焦りがありました。アタック1発目から2発目で大きく上がりましたが、トップには届かずに悔しいです」 「金曜日は2本の走行しかなかったので、セッティングを詰め切れていませんでした。でもチームと話し合っていいセッティングが見つかったのでポジティブです。アベレージもある程度のペースで刻めているので、落ち着いて自分の強いポイントを見せながらいいバトルをしたいです」 [オートスポーツweb 2024年09月07日]