【F1】角田裕毅「ショック」18番手でSQ1敗退 「とにかくグリップがなくて…」チームメートと明暗、ローソンは自身初のSQ3進出
◇F1 第21戦 サンパウロGP スプリント予選 1日 インテルラゴスサーキット(ブラジル、4・309キロ) ペン=ルイス・バスコンセロス ビザ・キャッシュアップRBの角田裕毅が苦しんだ。今季5度目のスプリント予選で、手応えとは裏腹な18番手に沈み、同2度目のSQ1敗退。「アタック自体は良かったけど、とにかくグリップ(接地力)がなくて…。悪くてもSQ2にはいけると思っていたから、あまりにもタイムが遅くてショック」と驚きを隠せなかった。 その前のフリー走行1回目は12番手で、クルマの仕上がりも悪くなかった。一方、同11番手でほぼ互角だったチームメートのリアム・ローソンは、自身初のSQ3進出を果たす快走。突然くっきりと明暗が分かれ、チームのアラン・パーメイン・レーシングディレクターも「フリー走行では2人とも満足していた。ユウキのクルマのデータを全て確認しないと」と不思議がった。 角田はスタート直後にリタイアを余儀なくされた前戦メキシコGPまで、6戦連続で入賞から遠ざかる。前々戦から復帰したローソンとのチーム内バトルを考えても、不調を嘆いている暇などない。 必死に前を向き「できる限りの準備をして、スプリントで可能な限りポジションを挽回したい。そこからいろいろと学んで、予選と決勝に生かしていきたい」と週末を通しての巻き返しを誓った。
中日スポーツ