ハミルトンが3年ぶりF1優勝!難しい天候を味方に地元イギリスGPで通算104勝…フェルスタッペン&ノリス表彰台、角田裕毅4戦ぶり入賞P10も今季総合12位に転落|F1
2024年のF1第12戦、イギリスGP決勝が現地時間7日行われた。 現地シルバーストンは曇り模様ながらドライコンディションでレース時刻を迎えた。気温16℃、路面温度32℃となっている。レース中盤に雨が降るのではないかとの予報も。 【動画】ルイス・ハミルトンが地元イギリスGPで今シーズン初優勝!2021年サウジアラビア以来、通算104勝目 第1スティントに17台がミディアムを選択。チョウ・グァンユとエステバン・オコンがソフトを選び、ピットレーンスタートのセルジオ・ペレスがハードを装着した。 ピエール・ガスリーはフォーメーションラップ時にマシンが問題があると報告し、ピットへと戻った。そのままリタイアを選択している。 52周のレースがブラックアウトとなり、ジョージ・ラッセル、ルイス・ハミルトン、マックス・フェルスタッペン、ランド・ノリスの順番でオープニングラップを終えた。13番グリッドの角田裕毅は2つポジションを上げ、11番手で2周目に入っている。 トップのラッセルはペースが良く、ハミルトン、フェルスタッペンとそれぞれの差が10周目には2秒まで開いた。7番手のランス・ストロール、10番手のフェルナンド・アロンソと、アストンマーティン勢がトレインを先導する形になり、11番手の角田としては耐えながら周回を重ねる状況となる。 15/52周目に入ると、ホームストレート区間の雨粒が目立ってくる。いつピットに入ってインターミディエイトに変更するか、そのタイミングを見計らう戦いになる。この15周目のターン15では、ノリスがフェルスタッペンを抜いて3番手に浮上した。 フェルスタッペンはペースが伸びず、17周目のターン15でオスカー・ピアストリに抜かれた。これでメルセデス1-2、マクラーレン3-4となる。
やや小雨が目立ってきた18周目、ハミルトンがラッセルを抜いてトップに浮上した。この後、ターン3ではメルセデス2台がオーバーランとなり、路面はグリップ力が一気に落ちている。 20/52周目のターン2ではノリスがハミルトンをパスし、トップに浮上する。ここからピットに入り、インターミディエイトに切り替えるドライバーが出てきた。だがまだ路面が全セクションで濡れているわけではなく、インターに変更するとタイヤが一気にダメになる可能性があることから、ドライバー判断でスリックのまま留まるチームが多数となった。 インターに変更したペレスも、2周後に無線で「インター向きではないね。路面がかなり乾いている」とチームに報告している。 路面が完全にドライへと戻りつつあり、23/52周目にはトップのノリスがファステストラップを塗り替える。マクラーレン勢はこのコンディションでのペースが速く、ピアストリも2番手に上がってきた。 どのドライバーも、あとはいつ雨が降ってくるのか、そのタイミングを見計らう展開ととなった。 27/52周目、雨粒が目立ってきたこともあり、インターミディエイトに変更するドライバーが出てきた。フェルスタッペン、カルロス・サインツ、ストロールがインターにチェンジしている。 28周目、2番手のピアストリがステイアウト。ノリス、ハミルトン、ラッセルの3人がピットに入った。角田もこのタイミングでインターミディエイトにチェンジしている。 コースに留まったピアストリは完全にペースが遅く、その次の29周目にタイヤを変更するも、ピットアウトするとトップから20秒後方の6番手まで下がってしまった。この29周目には全車インターミディエイトへと変更している。 30/52周目時点で、トップはノリス。3秒後方に2番手ハミルトンと続き、そこから6秒差で3番手フェルスタッペン、その2秒後ろにラッセルとなっている。 ホームストレートやピット付近は路面が濡れている一方で、セクター2後半のターン9~13は路面が乾いているという、難しいコンディションが続く。 すると34/52周目、ラッセルにチームから「冷却系に問題が発生したから、レースを断念するしかない」と連絡。ポールスタートのラッセルは地元で無念のリタイアとなっている。 角田は残り18周の35周目時点で9番手を走行。4秒前にアロンソ、4秒後方にアレクサンダー・アルボンと、それぞれとの差を見ながら周回を重ねていく。 トップのノリスが逃げる展開となるも、2番手ハミルトンはペースが速く、ノリスとの差を徐々に詰めていった。
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