ハミルトンが3年ぶりF1優勝!難しい天候を味方に地元イギリスGPで通算104勝…フェルスタッペン&ノリス表彰台、角田裕毅4戦ぶり入賞P10も今季総合12位に転落|F1
38/52周目、ケビン・マグヌッセンとダニエル・リカルドがピットに入り、スリックに戻す。39周目には2番手ハミルトン、3番手フェルスタッペンもピットに入った。角田は40周目にピットへと入り、ソフトへとチェンジしている。 スリックに替えるタイミングが1周遅れたことで、ノリスがピットアウトするとハミルトンの3秒後ろ。後ろの3番手、フェルスタッペンもペースが速く、前のノリスとの差を詰めていった。ここからハミルトン(ソフト)、ノリス(ソフト)、フェルスタッペン(ハード)による三つ巴の戦いに。 後方では角田がアルボンの猛追に耐えていたものの、残り8周のターン15でかわされ、アルボンP9、角田P10となった。 残り5周になると2番手ノリスと3番手フェルスタッペンの差がDRS圏内となり、ターン15でポジションが入れ替わる。これでフェルスタッペンは2番手。3.3秒前方のハミルトンを追う。 だがハミルトンはソフトを持たせながらコントロールしていたこともあり、ペースは落ちず。フェルスタッペンも差を大きく詰めることができない。
結局ハミルトンがこのまま逃げ切って、今季初優勝を果たした。ハミルトンは2021年のサウジアラビアGP以来、3年ぶりの優勝、キャリア104勝目となっている。メルセデスとしては前レースのオーストリアGPに続き、連勝となった。 また、今季は12レース時点で6人目のウイナー誕生となった。近年例がなかったほどの混戦状況となっている。 2位には1.4秒差でフェルスタッペン、3位ノリスまでが表彰台となっている。ノリスとしては2021年ロシアGPと同様に、ピットインが後手になったことで優勝のチャンスが遠ざかる状況となった。 4位ピアストリ、5位サインツ、6位ヒュルケンベルグ、7位ストロール、8位アロンソ、9位アルボンと続き、角田は10位でフィニッシュ。モナコGP以来、4戦ぶりの入賞となっている。 だがストロールが6ポイント(合計23ポイント)、ヒュルケンベルグが8ポイント(合計22ポイント)を加えたため、角田(合計20ポイント)は総合順位で12位にポジションを落としている。
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