大阪府・吉村知事が定例会見7月1日(全文2)2年たったらつぶすのが前提
ハード設備としては造っておくべき
期間は2年間です。これリースでやりますから、2年間たったらつぶすということがまず前提です。2年後にまだコロナが制御不能になっているかどうかっていうのは、2年たてば僕は制御可能になってるとは思ってますけど、制御、まだ有効なワクチンと有効な治療薬がない状況では、ある意味制御できないウイルスであることは間違いないので、制御できないというのはみんなが動かなかったら制御できますけど、治療薬とかワクチンという意味での制御はできてないものである以上、2年間はリース、プレハブで造って置いておくということになるかと思います。 2年後には、2年たったら十分対応できると思いますけど、そういったワクチンとか治療薬ができたらもう必要なくなるかも分かりませんが、もっと言えばこれはもともと研修所として使ってもある意味使わなくて終わるという可能性がゼロではありませんが、ただ府民の、そういう意味で今の段階では制御不能なウイルスなわけなので、府民の皆さんの命を1人でも守れることに寄与することになるのであれば、ハード設備としては造っておくべきじゃないかなとは思っています。 産経新聞:ありがとうございます。 司会:次のご質問をお願いします。
補正予算の財源は
日刊工業新聞:日刊工業新聞の大川です。今回、補正予算額4314億円と過去最大級ということなんですけども、財源について教えていただけますか。 吉村:まずこれは国の第2次補正に基づく予算というのが大部分になりますから、大半はもうこれは国からのお金、それで賄うということになります。だから大阪府の独自で準備しなければならない財源というのは、今ちょっと精査中ですけれども、そこまで多くないと、数十億円単位です。 日刊工業新聞:今回この大きな予算を組んだタイミングですとか、理由ですとかについてあらためて教えていただけますか。 吉村:今回、約4300億円の大型の補正予算です。それからこれまでのを合わせれば9000億円の予算になります。今回の4000億円の予算についても、やはりまだまだコロナがどうなるか分からないという状況の中で府民の皆さんの命を守るということに、やっぱり徹底していく。そういう意味で医療体制を強化していく、検査体制を強化していく、そのためにやはり積極的な予算を実行していくべきだというふうに思っています。 それからやはり経済が非常に傷んでいます。予想を超えるぐらいの、さっきの緊急小口もそうですし、国の融資制度もそうですし、府の休業要請外の支援金もそうですけれども、そういう意味では府の休業要請外支援金は200億円を積み増しているから、さっき数十億円って申しましたけど、それは外して、それだけでも200億円さらに財源が必要になります。 ある意味経済が非常にやっぱり傷んできているということは間違いないので、それを支えて府民の皆さんの生活を守るということにも力を積極的に入れていきたいと思います。それを予算組みしたら、こういう大型の補正予算になるということです。ちなみに大阪府でやる財源ですけれども、国から交付金が出ていますから、その交付金も最大活用しながら進めていきたいとは思っています。