片付け上手が「捨てた日用品」7つ。服は年間15着でOK、箸は全部同じで時間の節約に
「もっていて当たり前」「いつか使うかも」と思っているものを手放して、自宅がすっきり整った例を紹介します。ここでは片付け上手4人に、電気ケトルや箸など、計7つの日用品を手放したきっかけやメリットをお聞きしました。 耐熱タイプの業務用箸
1:電気ケトルを手放し、心の余裕が生まれた
夫の転勤を機にシンプルライフを目指し、心地よい暮らし方についてインスタグラムで発信するかなさん。過去5回の引っ越しで手放した、なくても困らなかったものについて語ります。 そのひとつめは「電気ケトル」です。キッチン家電が多いと、作業スペースが狭くなると思い、それまで使っていた電気ケトルをやかんで代用しようと手放しました。不便かと思いきや、その都度お湯を沸かせばいいのでまったく苦にならず、困ることはありませんでした。 お湯が沸くまでの数分で、棚をふいたり植物に水やりしたりと、ちょっとした家事をする習慣もつきました。
2:収納を圧迫する来客用布団は、やはり必要なかった
ふたつめは「来客用布団」です。賃貸暮らしのわが家の収納スペースを最も圧迫していたのがこの布団でした。 離れて暮らす両親が泊まりに来たとき用にと購入しましたが、利用したのは一度だけ。それでもいつか使うかもしれないと数年間保管していましたが、やはり出番はなく…。どうしても必要になったら、またそろえたらいいか! と処分しました。スペースが一気にあいて、心までスッキリしました。 あったら便利かもしれないけれど、その分だけスペースや時間を占領してしまうものたち。思いきって手放すことで空間も気分もスッキリし、暮らしやすくなりました。 ※記事の初出は2024年12月。年齢も含め内容は執筆時の状況です。
3:神経衰弱が発生する「お箸」をやめた
50代からはなるべくシンプルに、ものが少ない暮らしに。ライフオーガナイザーの下村志保美さんが手放してよかったものは「個人のお箸」です。 お箸は各個人専用のものを使うものとして私は育ってきて、それが当然と思っていました。結婚後も夫用、私用、娘用と、それぞれ数組ずつもっていました。 すると食事の前に箸を入れたカゴの中をガシャガシャと引っかき回して「神経衰弱」が始まります。探すストレス、探しているガシャガシャという音を聞くストレス…。小さなことですが、毎日のことになると積み重なってきます。 そこで業務用の箸に買い替え、組み合わせを考えなくてもパッと取った2本でOKとしました。食洗機も使えるし、耐熱タイプのものを購入しているので、菜箸としても使えます。 これまた子どもが小さければサイズ感も違うでしょうが50代夫婦+20代の娘夫婦であれば全員同じサイズで問題なし。「だれ用」と分ないだけでも時短になり、配膳がラクになりました。