メンタルは鍛えられない?元自衛官が見た「心が折れない人の意外な特徴」とは
幹部自衛官として順調にキャリアを重ねていながら、激務とパワハラが重なりメンタルダウン。 「人に認められるためではなく、もっと楽しく生きたい」と転職し、自分の体験をもとにXで働き方やメンタルコントロール術を発信するわび氏。 フォロワー数が17万人を突破し、ネットメディアでもたびたび投稿が話題になる氏が手掛けた新著『人生から逃げない戦い方 メンタルダウンから生き延びた元幹部自衛官が語るユル賢い生存戦略』が発売になった。 わび氏が失敗から学んだという“心を折らずに生き延びる”教訓は、環境の整え方や仕事術、人付き合い、回復法まで多岐に渡るもの。そんな難易度の高い世界を生き抜くワザの一部を紹介しよう。
仕事に依存しすぎていませんか?
仕事をしてると、少なからず叱られたり、否定されたりするよね。 ただ、仕事に依存しすぎると「職場での否定=人生の否定」という思考に陥るおそれがあるよ。なので、没頭できる趣味、ときめく推し活など、自分が否定されない世界をいくつか持ったほうがいい。 休日は「優しい世界」で過ごしてください。
メンタルが超強いと言われる人たちの共通点
大人になると、どうしても仕事中心の生活になります。仕事は良いこともあるけど、叱られたり、否定されることも少なくないです。 仕事で叱られると、そのことをずっと引きずってなかなか立ち直れない人がいる一方で、何事もなかったかのようにすぐに立ち直る人もいます。この手の話は、メンタルの強弱の話になりがちです。 ただ、これは持論ですが、メンタルは鍛えられません。強くなりません。では、この2つのタイプの人の違いは何でしょうか。私は心の持ちようの違いだと思います。
仕事以上に没頭できる趣味や推しがある
自衛隊にいたとき、メンタルが超強いと言われる人たちと一緒に仕事をしたことがあります。とても厳しい状況のなか、偉い人たちに滅茶苦茶に叱られたり、否定されても、まるでノーダメージのように平然と自分の仕事を続けられるような人たちです。 その人たちにはある共通点がありました。それは、仕事以上に没頭している趣味や推しを持っていることです。 例えば、終業のラッパが鳴ったとたん、外にマラソンに行って20㎞ほど走る人、ゴルゴ13みたいな顔で、スイーツにハマっている人、某アイドルグループの話になると、壊れた機械のように永遠にしゃべり続ける人など。 普通の人にはちょっと理解できないくらいのレベルで趣味や推しなどに没頭していました。