じっくり減量で美ボディを錬成 プロ戦V7の絶対女王、大記録つくるも「やっとスタートラインに立てた」
“夏が一番似合う男女を決める”をテーマに、全国各地で熱戦が繰り広げられてきた「SUMMER STYLE AWARD」(サマスタ/SSA)。そんなサマスタ公認のプロ戦が集う年間の集大成「JAPAN PRO GRAND PRIX」(12月9日、ベルサール渋谷ガーデン)において、射手矢味香が前人未踏の7連覇を達成した。 【フォト】大ステージで魅せた射手矢の美筋ボディ
「プロ戦で優勝でき、オーバーオールもいただけてとてもうれしいです。みなさまのおかげで今年もこうして獲ることができたという思いですね。今年は減量などの準備も時間をかけて妥協なく取り組めたので、結果もですが過程がよかったかなと思います。その中で満足のいく仕上がりに持っていくことができて、今年もひとつやり切ったなという安堵感が湧いてきました」 一昨年は絞りに注力するあまり、筋肥大の面で課題が残った。納得のいくサイズ感でステージに臨めなかったと振り返った射手矢は今年、去年から取り入れた長期間かけて減量に取り組むスタイルをさらに研ぎ澄ませた。 12月のプロ戦に照準を合わせ、4月あたりから調整、6月から減量モードに入り、7月から徐々にペースを上げて美ボディを錬成した。長期間を費やすので終盤で無理に追い込む必要がなく、鍛えた筋肉が削られることを回避。強弱をつけながら減量に取り組むスタイルは体の反応も良く、昨年よりも納得の仕上がりでステージに臨むことができた。 「しっかり食べて、重量も挙げてという感じで筋量もアップできました。大会初年度から上半身の筋量が強みだったので、去年からはよりバランスが取れるように下半身のトレーニングにも力を入れるようになりました。5年目、6年目にしてやっと体が形になってきて、やっとスタートラインに立てたなって思います」 前人未踏の記録を打ち立ててなお、彼女の肉体美を追求する旅は始まったばかりのようだ。サマスタに君臨する絶対女王は、さらなる次元に向けて歩みを止めることはない。 「人生は挑戦の連続だと思っているので、ここで満足しているわけではありません。私の人生にとってフィットネスは欠かせないものなので、ここを目指す!という目標は正直決まっていないんですけど、それを探す旅にも出ようかなと思ったりします。ボディメイクの面では『バランスの取れた体』を今後目指していこうと思うので、目指す体を追求した中で結果がついてくればうれしいです」
取材・文・写真/森本雄大