コロナ対策「行動制限せず、先手先手で必要な対策講じる」小池都知事会見12月2日(本文1)
5類への見直しを促してきた
小池:5類への見直しについてですが、久々に戻られたのでご存じないかもしれませんが、都として、国に対して見直しはもうずっと求めてきたほうです。よって、その見直しはどうかと聞かれると、見直しをするように促してきたというのが立場です。そして一方で、そういった声もあってか、国においては感染症法の改正案について、新型コロナの位置付け、速やかに検討するという旨の、そのような規定が今回追加されたわけですね。ですから1つ、こちらからの声は届いているということだと思います。一方でコロナと共存する社会の実現ということについては、まず重症化リスク、そしてほかの感染症との比較、エビデンスに基づいて、速やかな議論を進めていかなければならないので、それについてはまた、国に対してそういったことを望んでいきたいと思っています。 課題とすれば、医療費に関しての費用はどうするのか。それからワクチン接種の、ワクチンの接種そのものにつきですけれども、それに対して誰が負担するのか。それから各種の感染症対策の、そのほかの財政負担ですね、これをいったいどうするのかといった幾つかの論点がありますので、ぜひ現場の声をよく聞いて、混乱のないように丁寧にお進めいただきたいと、このように考えております。 それから2つ目にスピーキングテストの質問がありましたけれども、これについて私のほうでは、大きなトラブルもなく、予定どおりに行われたというふうに聞いております。詳細は教育委員会のほうにお尋ねいただければと思います。 都立大で傷害事件が発生したこと、これについては、まず被害に遭われた教員の方に心からお見舞いを申し上げる、それが1点。それから2点目には、まだ犯人が逃走中だということで、学生さん、また近隣住民の皆さんの不安もあるかと。一刻も早い逮捕を望んでおります。一方で、都立大学であります。非常にオープンなキャンパスで、そしてそれがとても近隣の皆さま方にとっても、緑が多く、安らぎの場にも、本来はあるべきなところであります。それが打ち破られたということ。学内に対策チームを立ち上げて構内の巡回や警備を強化するということ、また、不安を抱く学生に対しての相談対応なども実施をしております。また、防犯カメラについて、死角があったり、また場内の暗い場所などに対してセキュリティーをどうやって強化していくかということなども都立大のほうで進めているというふうに聞いております。一日も早く日常を取り戻していただけるよう、キャンパスの安全・安心を確保していきたいと、このように考えています。 記者:では各社さん、お願いします。 小池:はい。どうぞ。 【書き起こし】小池都知事会見12月2日 全文2に続く