コロナ対策「行動制限せず、先手先手で必要な対策講じる」小池都知事会見12月2日(本文1)
都と太陽光発電協会が連携協定
次が守りです。守りの感染防止対策です。会食の際は換気などの対策を徹底している認証店を選んでいただきたい。今年度更新した店舗にはこちらに、このおなじみのレインボーマークですけれども、ここのところに、右上にR4と書いた部分があります。これは、要は点検を受け直して更新をしたという印になりますので、そういったお店はしっかりと対応をしていただいているということが、目印にしていただければと思います。いつでもどこでも感染防止対策は忘れないようにお願いいたします。体調おかしいなと思ったら、どうぞ無理をなさらないでください。 そして3つ目が備えというものです。医薬品、食料品など用意をしておくと、急に熱が出ちゃったなといっても慌てないことにつながります。また、重症化リスクによって受診方法違いますので、あらかじめ確認をしておいてください。よって攻め、守り、備え、この3つで感染防止と社会経済活動との両立を進めていくという、このこと、よろしくお願いを申し上げます。 次に2つ目の話題でありますけれども、テーマでありますけれども、太陽光発電の普及について2点お伝えをいたします。1つ目ですけれども、先ほど行いました締結式でありますが、これは東京都と一般社団法人 太陽光発電協会と、連携協定を行ったというものです。この協会は国内の太陽光パネルメーカー、そしてまた太陽光発電設備関連の121の企業、団体が会員となっている組織で、今後、協会と共に働く、共働しまして、太陽光発電をいっそう普及、拡大していくために協定を締結したというものです。
次世代型太陽光発電パネルを共同開発
具体的には、基本的な情報発信、太陽光発電によってこういう課題が、課題というか、こういうメリットがあってというような、最新技術の開発促進などをはじめとする情報発信。それから人権尊重など、SDGsに配慮した事業活動に関する取り組みなどについても協力して進めていくというものであります。 2つ目なんですけれども、次世代型の太陽光発電についてなんですけれども、ペロブスカイト太陽電池という、共同開発を、東京都と、そして開発中の事業者と連携をするということなんですけれども。このペロブスカイト太陽電池というのは、これは日本で生まれた技術。そして現在の主流のものに比べますと、物を持ってきましたけれども、これ、薄くて軽いんですね。これが実用化されますと、建物の壁面とか、それから構造の比較的弱い建造物にも太陽電池を設置できるようになるということで、都内の再エネ導入が、これによってさらに拡大することが期待されます。主な原料なんですけれども、ヨウ素になっておりまして。ヨウ素というのは、世界産出量の約3割は日本国内なんですね。ということ、また、将来的に製造コストを低減できる可能性もありますので、国内からの安定供給が期待できるというものです。 このペロブスカイト太陽電池ですけれども、都ならではのフィールドを活用して、開発企業と共同研究を開始するというものです。共同研究ですが、じゃあどこでやるのかというと、大田区にあります下水道局の森ヶ崎水再生センターにおいて実施をするというものです。来年の春までに水処理施設のふたに、ふたが、あそこがまず再生センター、その上にふた。それを、ペロブスカイト太陽電池を設置すると。それによって発電効率、耐久性などを検証するというものです。下水道施設への設置はもちろん国内初めてになります。共同研究者ですけれども、主要な開発企業が積水化学工業さんなんですね。そちらと2025年の事業化を目指していくということです。再エネのさらなる導入拡大につながる新しい技術の開発、都としてもこういう形で積極的に後押しをしていきたいということで、環境局と下水道局、連携しながらやっています。