コロナ対策「行動制限せず、先手先手で必要な対策講じる」小池都知事会見12月2日(本文1)
バーチャル・ラーニング・プラットフォームの一部運用開始
3つ目。仮想空間に設ける学びの場、バーチャル・ラーニング・プラットフォームということについてお知らせをいたします。これは、教育の現場では、例えば日本語の指導が必要な子供、それから不登校の子供、リアルな学校での学習に困難なという子供たち、この子供たちを支援するためのもので、仮想空間上に居場所、学びの場を設けるというものです。都が専用のスペースを構築まずしまして、そして区市町村へ個別に提供をするというものです。各区市町村はそれぞれのフロアで実際の学習支援や進路相談などを行うという、今時ならではの技術を使って、そしてそういったニーズに応えるというものです。 このプラットフォームにおきましては、子供たちがアバターを使って相談スペースでオンライン支援員に相談をしたり、交流スペースで友達と会話をすることができると。また、授業スペースにおいては、ビデオ会議ツールを使いまして一斉の学習も行えると。個々と集団という、両方です。まずこれは新宿区と協力をしまして、今月から一部運用を早速開始します。実施結果を検証して、令和の5年度から対象自治体の順次拡大を目指していきます。こちらのほうは教育庁が担当でございます。
エシカル消費の推進プロジェクト
4番目のテーマですけれども、エシカル消費についての推進。新たなプロジェクトについてお知らせをいたします。エシカル消費というのは、もうご存じだと思いますけれども、人や社会、環境に配慮して、商品やサービスを選択すること。例えば福祉施設で作られた製品を購入したり、買い物の際に消費期限の近い商品から選ぶ。ずっと棚がありますよね、そこを、後ろからじゃなくて手前からみんな取っていくと回転がくるくるといくので、これを「てまえどり」と言ってますけれども、誰もが実践できる身近な行動から始めましょうというものです。これはすなわち、いわゆるSDGsの目標達成に向けての重要な鍵となるものであります。 このエシカル消費ですけれども、これがわざわざエシカル消費などというまでもなく当たり前の行動になるように、今、約90の企業、そして団体と連携した取り組みを開始しようというもので、TOKYOエシカルを開始いたします。名称はTOKYOエシカル。日常の生活に役立つ情報発信、そして誰もが楽しく参加できる体験型の企画など、さまざまな取り組みを実施してまいります。今回、そこでアンバサダーとしてお2人お願いしております。俳優の福くんですね。鈴木福さん。それからテレビ番組の『東大王』っていうところに出演しておられました紀野紗良さん。このお二方がアンバサダーとしてプロジェクトを一緒に盛り上げてくれることとしています。お2人からのメッセージ、お聞きください。 鈴木(VTR):TOKYOエシカルは、東京都がスタートしたエシカル消費を日常にするための社会的ムーブメントを創出するプロジェクトです。エシカル消費とは、人や社会、環境に配慮して商品やサービスを選択することです。 紀野(VTR):これからのエシカル消費について、皆さんと一緒に楽しく考えていきたいです。 小池:ということで若いお2人から、福くんも今度もう大学生なんですね。きょうだいみんなそろって本当にかわいいといいましょうか、いろんな協力もしてくれてます。ということで今日からこのウェブサイトでアンバサダーと有識者の対談、国内外の最新ニュースなどをお届けしてまいります。また、SNSではさまざまな分野で活躍する方々の、「私にとってのエシカル」ということで紹介をいたしてまいります。初回、最初の回は車いすラグビーの池崎大輔選手にご登場いただくこととしております。こうした取り組みを通じてエシカル消費のムーブメントを起こしていくと。