おにぎりは米屋で買うのが正解。絶品おにぎりが食べられる都内の「精米店」3店 #食楽web #おにぎり
各所にある精米店の中には、自慢のお米を使ったおにぎりを出す店があります。東京の『伊藤精米店』『飯塚精米店』『三田精米店』の3店の味を食べ比べ!
「空前のおにぎりブーム」と言われ昨今。各エリアのおにぎり専門店が注目を浴びています。他方、おにぎりはやはりお米が命。お米に知見がある精米店でも、店頭でおにぎりを出すところが複数あり、こちらも専門店以上の厚い視線が注がれています。 【画像】『伊藤精米店』のおにぎり断面はこちら 今回は、東京でおにぎりも販売する精米店のうち、『伊藤精米店(沼袋)』『飯塚姉妹店(学芸大学)』『三田精米店(桜新町)』の3名店のおにぎりをそれぞれチョイスし食べ比べ。各精米店のおにぎりの特徴とこだわりに迫ります。
精米仕立てのお米をかまどで炊いた絶品おにぎり!『伊藤精米店』(中野区沼袋)
最初は、中野区沼袋にある『伊藤精米店』のおにぎりをいただきます。昔ながらの風情を感じる町・沼袋で73年の歴史を持つ老舗精米店です。時代の変化やニーズに柔軟に対応し続けてきたお店で、店構えもどこかモダンな印象です。 お店の中に入ると、自慢のおにぎりがズラリと並んでいます。筆者が訪れた際は少々行列ができており購入まで少し待つことに。やっと筆者の番が来ると、店頭の女性が「お待たせして申し訳ありません」と丁寧に応対してくれて、好感を抱きました。ここで筆者は定番の「ツナ」、「こぶ」、「シャケ」をオーダー。テイクアウトすることにしました。
いずれのおにぎりもお米がツヤツヤ。米粒が綺麗に立っており、こだわりを感じます。「ツナ」は、程よい塩加減で見た目よりもあっさり。お米の風味を殺さない最大限の塩味になっているように思いました。一方、「こぶ」は、しっかりとした味付けで、これもまたお米の美味しさを強く感じる味わい。「シャケ」は、白ゴマなどと一緒にお米に和えられたもので、どことなくオシャレな印象ですが、味は極めて普遍的で美味。こちらもまたお米の美味しさが口いっぱいに広がりました。 聞けば『伊藤精米店』のおにぎりは、精米仕立てのお米をかまどでしっかり炊き上げて、にぎっているようで、調理にもかなりのこだわりがあるのだろうと感じました。まさに優等生的なおにぎり。専門店にも全くヒケを取らない味わいに脱帽です。