「洒落た犬じゃなくてもいい。とにかくかわいそうな犬たちを救いたい」【スタイリスト佐藤佳菜子さん流】犬との暮らし方
外で過ごしやすい秋は犬と一緒に出かけるのに最適な季節!mi-molletお馴染みのデザイナーやスタイリストなど、おしゃれな方々に犬のお散歩スタイルや愛用グッズについて教えてもらう企画がスタートします。第一回目はスタイリスト佐藤佳菜子さん。今年の夏に保護犬を新たに迎え、現在二匹と暮らす佐藤さんのお散歩シーンにお邪魔しました。 【着用写真】シンプル派スタイリストが愛用する、センスのいい犬グッズを公開! スタイリスト佐藤佳菜子さん 『BAILA』や『Oggi』などのファッション誌をはじめ、ブランドのウェブサイトのスタイリングやコラボ商品の開発、自身のオンラインショップ「boutique310」の運営など、多方面で活動中。mi-molletでは「小柄なスタイリストの普通の日のおしゃれ」を連載中。 現在はチワワのつな(通称ポーちゃん・14歳)とポメラニアンのりりえ(通称りっちゃん・推定8歳)の二匹と暮らしている。
寂しくて中途半端な人と住むくらいなら、犬と暮らした方が気持ちが安定すると思う
初めて犬を迎えたのは20代半ばの頃。なので20年近く、犬と暮らしています。最初に飼ったポメラニアンのとっくんは体が弱かったので病院によく通ったり、その後に加わったチワワのポーちゃんを含めた二匹をロンドンに連れて行き、再び日本に連れ戻したりと、振り返れば面倒なこともいろいろあったけれど、今は犬がいない生活の方が不自然なくらい。ときどき預けたりして家で自分一人の状態になると、むしろ変な感じがします。 なので、少し前に保護施設から迎えたポメラニアンのりっちゃんに対しては困ったことなんてひとつもなくて、毎日ただただ可愛いとしか思いません。 別に「私は一人で生きていく!」なんて決めたことは人生で一度もありませんが(笑)、寂しくて中途半端な人と住んだりするくらいなら、犬たちと暮らした方がよっぽど心に安定感があります。私の場合、一匹だけよりも、二匹いた方が犬たちと自分の関係性が安定するので、りっちゃんが加わって、今はちょうどいいバランスです。 うちの犬たちは散歩で泥だらけになったり全力で暴走したりするタイプではないので、犬と出かけるときに着る服に特別こだわりはありません。強いていえば黒い服を避けることくらい。すぐに毛だらけになるので(笑)。