前回V積水化学は隙のない布陣、資生堂は4区高島で逃げ切る配置、廣中の復活で日本郵政にも可能性【クイーンズ駅伝展望】
駅伝も前述のように10年連続で出場し続けて来た。直前に監督に不安を漏らすのは普通のことで、それでも日本郵政は3回の優勝を果たしてきた。 ただ、今年は厳しい状況になる。積水化学の新谷は10000mのタイムで、資生堂の一山はマラソンで鈴木を上回る。前半で後れなければ、9月のベルリン・マラソンで2時間20分31秒(日本歴代7位)で走ったエディオンの細田あい(28)も追い上げてくる。 JP日本郵政グループが優勝候補の1つになって、勝負が終盤に決する可能性が大きくなった。21年優勝の積水化学は3区で、22年の資生堂は4区で、23年の積水化学は3区でトップに立って逃げ切った。5区でトップに立って優勝した最後のチームは、20年の日本郵政だ。 今年のクイーンズ駅伝は、久しぶりに終盤まで勝負がもつれるかもしれない。5区にも役者が揃い、決戦の舞台は整った。 (TEXT by 寺田辰朗 /フリーライター) ※写真は左から廣中選手、新谷選手、高島選手
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