料理家・栗原はるみ「野菜を無駄なくたっぷり食べる」ための工夫とレシピ
日々の食事の中で、たくさん食べたいのが野菜。でも野菜は価格も高騰しているし、料理もマンネリしがち。 料理家・栗原はるみさんのパーソナルマガジン『栗原はるみ』最新号は、気軽にたくさん食べたい「野菜料理」の特集。 毎日元気な77歳の料理家・栗原はるみさんが母から受け継いだ「いつもの味噌汁」レシピ 寒い季節に作りたくなる、野菜がメインの煮込み料理や、簡単でびっくりするほどおいしいドレッシングや副菜、おやつ、そして残り野菜を使った料理も紹介しています。 定番から気楽なものまで、意外な野菜のおいしさに出合えるはず。 栗原さんに最新号の見どころや、雑誌に込めた思いについて、『栗原はるみ』の編集長・片岡が聞きました。
野菜をまるごとおいしく食べきる
――雑誌『栗原はるみ』第9号が発売となりました! なんだかあっという間です。 ついに9号、早いですね。 今号では、冬野菜をまるごとおいしく食べきるレシピや、残り野菜をどう活用するかなど、「野菜がたっぷり食べられる」レシピをたくさんご紹介しています。 別冊付録は、ごはんやおかずにもなるお酒のおつまみ、それから2025年のカレンダーです。 ーー「冬野菜をまるごと食べきる」では、白菜や大根など、旬の野菜をおいしく食べつくすレシピを、部位別に掲載しました。 味も食感も部位によって違いますし、白菜はまるごと買ってきたら横に切るのが正解です。 葉の部分はサラダや餃子に、軸が多い部分はクリーム煮に、軸と芯の部分は分厚く切ってステーキにして食べるとおいしいですよ。 ーー今まで芯は捨てていたので、ここまで使えるんだ! と驚きました。カットして売っているものは縦に切られているので、ぜひ一度まるごと購入してみていただきたいですね。 大根も、切り方で味わいも食感も変わります。私がよく作るのは、細かい角切りの大根を使った大根のオープンオムレツ。 意外な組み合わせと思われるかもしれませんが、チーズやじゃこをかけてもおいしいです。 皮は大根の皮のはりはり漬けにして、はし休めにしたり、おつまみやご飯のお供にと、作っておくと便利な漬物になりますよ。 1日で全部使い切る必要はなく、何日かに分けて楽しむのもいいのではないでしょうか。