料理家・栗原はるみ「野菜を無駄なくたっぷり食べる」ための工夫とレシピ
野菜が主役の煮込み料理、あると便利な野菜の副菜
ーーこれからの寒い季節にぴったりの、野菜が主役の煮込み料理のレシピもご紹介しています。ハンガリーの郷土料理、牛肉とパプリカのグーラッシュは、パプリカの甘みが引きだされていて、すごくおいしかったです! 主役のパプリカは大きめに切って、やわらかくみずみずしい食感を楽しんでください。 また、寒くなると味が濃くなるカリフラワーをまるごと使ったカリフラワーのクリーム煮は、メインになる煮込み料理で、材料もとてもシンプルです。 もし残ったら、マカロニとチーズを加えてグラタンにするのもおすすめです。 ーーそれから、「ちょっと野菜が足りないな」「もう一品欲しい」というときに便利な野菜の副菜レシピもあります。 今回は、少ない材料ですぐに作れる簡単なものばかりを紹介しました。 ピーマンの丸焼きは焼くだけですが、熱々をしょうが醤油でいただくと、おいしいんですよ。 ーー基本のにら玉炒めや、アスパラガスの肉巻きもすごくおいしかったです。食卓に野菜があると安心しますし、うれしいですよね。 いろいろ作っておくと、おつまみにもご飯のおかずにも、お弁当のおかずにもなるので便利です。野菜は買ってきたら、新鮮なうちに調理しておくと、忙しい時の助けになります。 ーーまた、野菜の皮や芯を使った野菜スープや、ズッキーニケーキやさつまいものマフィンなど、野菜を使ったおやつのレシピもご紹介しています。 そうそう。そして、ぜひみなさんに作っていただきたいのが野菜ドレッシング7種です。 今回は紫玉ねぎ、赤パプリカ、トマト、にんじん、セロリなど7種類の野菜。驚くほどおいしくできました。 ーー本当に色がきれいで、カラフルですよね! おもてなしにもよさそうです。 やさしい酸味とはちみつの甘さが、野菜のおいしさを引き立ててくれます。 塩味や酸味はご自身の好みに調節していいですし、野菜を何種類か合わせてもおいしいですよ。 サラダのドレッシングとしてだけではなく、蒸し野菜やお肉にかけて、ソースとしても使えます。 ーーもうこれは「野菜のソース」と呼んでもいいのではないかと思いましたが、栗原さんが「ドレッシングで」とおっしゃったんですよね(笑)。 そうでしたね(笑)。