あこがれのオープンスポーツを入手。まずはクルマありきのガレージライフ|旧車の棲むガレージ
初めから目標を立てるのではなく、日々の中から活用方法を定めて作られたガレージ
あくまで推測なのだが、シャッターを下ろした閉鎖空間で、2台のフェアレディとこうした時代をしのばせる物に囲まれていると、オーナーの意識は昭和30年代から40年代にかけての高度成長期に立ち返っているのではないかと思えてしまう。 「メカニズムが不得意で、自分でイジることはないですし、本格的なツールボックスや専用工具もありません。ただ、磨くことだけは大得意ですよ(笑)」 ボンネットを持ち上げると、そこにはピカピカのエンジンがあった。 クルマを手に入れ、ガレージを作り、クルマと共にするスペースができたことで、独自の楽しみ方が始まった。 初めから「こうしたい」という目標があるのではなく、日々の成り行きのなかから活用方法や方向性が定まった。それにしても、これまで歩んできた道のりを振り返らせるような、懐かしさと思い出にあふれる空間だった。
Nosweb 編集部