20歳代~70歳代「金融資産2000万円以上」の割合は何パーセント?元銀行員が貯蓄が多い人の共通点も解説!
少子高齢化が進む中で、老後の資金に不安を感じる方が増える中、2019年には老後は少なくとも2000万円程度の貯蓄が必要とされる「老後2000万円問題」が話題となりました。 ◆金融資産2000万円以上の割合を一覧表で見る ところで、実際に2000万円以上貯蓄できている人はどの程度いるのでしょうか。 本記事では、年代別に2000万円以上貯蓄がある方の比率を見ていくと共に、筆者が銀行員として見た「貯蓄の多い方のポイント」をご紹介していきます。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
【年代別】みんなはどれくらい貯蓄がある?貯蓄中央値を一覧で見る
まず、金融広報中央委員会のデータによると、単身世帯の年代別の貯蓄中央値は以下のようになっています。(金融資産非保有含む) ・20歳代:9万円 ・30歳代:100万円 ・40歳代:47万円 ・50歳代:80万円 ・60歳代:210万円 ・70歳代:500万円 20歳代の9万円から、最も多い70歳代が500万円となっており、貯蓄2000万円には程遠いことが分かります。 なお、上記は単身世帯ですが、2人以上世帯の場合は以下のようになっています。 ・20歳代:30万円 ・30歳代:150万円 ・40歳代:220万円 ・50歳代:300万円 ・60歳代:700万円 ・70歳代:700万円 では次に、金融資産を2000万円以上保有している人の割合を見ていきましょう。
金融資産2000万円以上の割合は?【20歳代~70歳代】
まずは単身世帯です。 ・20歳代:0.0% ・30歳代:7.1% ・40歳代:8.6% ・50歳代:13.7% ・60歳代:23.1% ・70歳代:25.5% 次に、二人以上世帯のデータです。 ・20歳代:2.9% ・30歳代:6.6% ・40歳代:11.8% ・50歳代:16.6% ・60歳代:30.0% ・70歳代:27.1% 60歳代以降は退職金などあることもあり、25%程度以上の方は2000万円以上の金融資産がある結果となりましたが、若年層でまとまった資産を持っている方は少ないです。 特に、単身世帯の20歳代は0%という結果となっています。 ここからは、元銀行員の筆者が貯蓄が多い人に共通する4つのポイントについて考えていきます。