【ランキングTOP3】燃費がいいミニバンは?広々3列シートで低燃費を実現している車種上位3つをご紹介
ミニバンとは、3列シートを装備し乗車定員は6人以上からは7~8人。そして車高が高く、エンジンルームと居住スペースが2つに分かれている車種の総称です。 ◆【写真6枚】街でよく見かける車がランクイン!燃費がいい「ミニバン」をチェック そして、ボディサイズや排気量によってラージミニバン(LⅬクラスミニバン)、ミドルサイズミニバン(Lクラスミニバン)コンパクトミニバン(Mクラスミニバン)に分かれます。 ミニバンは他のクラスの車種に比べて燃費がよくない傾向があります。しかし、中には思ったよりも燃費がいい車種も。ランキング上位にあがるのは、重量の軽いコンパクトミニバンやハイブリッド車が中心です。 また、各モデルともにハイブリッド車とガソリン車を両方そろえることで、低価格を重視するユーザーにも対応しています。 本記事では、燃費がいいミニバン「TOP3」をご紹介していきます。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
燃費がいいミニバン「TOP3」
ミニバンのようにボディが大きく重量がある車種は燃費が悪くなりがちです。少しでも燃費を抑えるにはハイブリッド車がもっとも優れています。その中でも、ボディが小さいコンパクトクラスのミニバンが良いと言えるでしょう。 コンパクトミニバンにはトヨタシエンタとホンダフリードの2車種がありますが、両モデルともハイブリッド車はコンパクトカーや一部の軽自動車並みの燃費を誇っています。 ●【1位】トヨタ シエンタ《WLTCモード燃費 28.8km/L》 トヨタ「シエンタ」で最も燃費が良いのは、ハイブリッド車の2列シート5人乗りX 2WD28.8km/L。3列シート7人乗りでも28.5km/Lという低燃費性能となっています。 ガソリン車でも、5人乗りで18.4km/L7人乗りで18.3km/Lと、通常ボディのコンパクトカー並みの低燃費となっています。 シエンタのハイブリッドシステムはシリーズパラレルハイブリッドという燃費性能に優れたシステムを採用。エンジンとモーターのバランスが良く高速道路でも日常使いでも十分にパワーを発揮できます。 シエンタは同じトヨタの「ノア」よりもコンパクトで使い勝手が良く、ファミリーに人気のミニバンです。運転に違和感がなく、コンパクトなのにシートアレンジも豊富なので、平日に運転する機会の多い主婦が多く支持しています。 もちろん燃費のいいハイブリッドが人気ですが、リーズナブルな1.5L車も人気です。3列シート7人乗りは多人数で乗車する機会の多い方、2列シート5人乗りは荷室の広さを活かしてレジャーなどにも使いたい方に向いています。 ●【2位】ホンダ フリード《WLTCモード燃費 25.6km/L》 2024年6月28日にフルモデルチェンジされたホンダ「フリード」も、シエンタと同じコンパクトミニバンクラスとなります。 先代モデルは1モーター式ハイブリッドシステムの「i-DCD」を搭載していましたが、新型では2モーター式ハイブリッドシステムの「e:HEV」が採用されています。加えて最大熱効率を40%以上に引き上げたエンジンと相まって、先代モデルに比べて燃費が約20%以上改善されました。 「e:HEV」は日常の走行のほとんどをモーター走行を中心としたパワフルで静かな走りに徹し、走行シーンに合わせて3つのモードを切り替えることで高効率な走りを実現しています。 ●【3位】トヨタ ノア/ヴォクシー《WLTCモード燃費 23.4km/L》 シエンタやフリードより車両重量の重いミドルクラスのトヨタ ノア/ヴォクシーですが、 ハイブリッドシステムにより、WLTCモード燃費23.4km/Lというコンパクトカー並みの燃費となっています。 ハイブリッド車は1.8Lのハイブリッドシステムで、ハイブリッドならではのシームレスな加速とダイレクトな駆動力が加わり、各種の効率化により低燃費をも実現しています。 2.0Lのガソリン車は、エンジン内の燃焼を高速化しレスポンスの向上とエネルギーロスの低減を実現したダイナミックフォースエンジンを採用し、燃費向上を可能にしました。ガソリン車のWLTCモード燃費は15.0~15.1km/L。ハイブリッド車には及びませんがクラストップレベルの燃費となっています。 ●ミドルクラスミニバン燃費比較 ・トヨタ ノアハイブリッドX WLTCモード燃費:23.4km/L ・ホンダステップワゴンe:HEV AIR 2WD WLTCモード燃費:20.0km/L ・日産セレナe-POWER X 2WD WLTCモード燃費:20.6km/L ミドルクラスミニバンには、このトヨタ ノア/ヴォクシー以外にホンダのステップワゴン、日産のセレナがあります。3車種ともハイブリッド車を設定して低燃費を実現していますが、ハイブリッドシステムが三者三様でそれぞれに特徴があります。 しかし、こと燃費に関してはトヨタのシステムがもっともよく、23.4km/LというWLTCモード燃費がこれを裏付けています。