小椋藍、痛恨の骨折でオーストリアGP欠場。MotoGP昇格発表直後の週末に転倒
MotoGP第11戦オーストリアGPの2日目、Moto2クラスを戦っている小椋藍(MT Helmets – MSI)は転倒により右手を骨折してしまい、予選以降を欠場することが決まった。 この週末を前に、アプリリア陣営のトラックハウス・レーシングから来季MotoGPに昇格することが発表された小椋。レッドブルリンクに入っても好調を維持しており、金曜日のプラクティスでは2セッションともトップタイムをマークしていた。 しかし土曜日の午前に行なわれたプラクティス2の終盤、ターン2のシケイン出口で転倒。ハイサイドを起こして投げ出された小椋は、縁石に右手を打ち付けているのが映像でも確認できる。 その後メディカルセンターに搬送され、検査を受けた小椋は右手に骨折を負っていることが判明。レース出場が可能な身体状況ではないと診断されたため、予選以降を欠場することになった。 MotoGP昇格の発表直後というだけでなく、小椋はチームメイトのセルジオ・ガルシアを18ポイント差で追うランキング2番手という立場。レッドブルリンクでは2022年に勝利しており、今回も好調だっただけに負傷と欠場は大きな痛手となるだろう。 次戦のアラゴンGPは2週間後。少しでも怪我を直して、また素晴らしい走りを見せて欲しいところだ。