女子バレー岩坂、古賀、宮下、石井らが語る「戦う集団」への覚悟
佐藤美弥「高いトスでも速く見せる」
アタッカーが打ちやすいトスを上げるために、それぞれの欲しいトスはなんとなくわかってきましたが、いい状態じゃないとき、思い通りにAパスが返ってこなかったときにどうするか。ゲーム形式のときにもミスや打たせきれないシーンがあったので、そういう部分を詰めたいと思ってやっています。それから海外と戦うとなると、幅を使っていかなきゃいけないのでいろいろと考えたりしています。トスのテンポが自分の強み。速いバレーと言っていますが、打つポイントが高い選手が多いので、速さと高さ。高いトスでも速く見せる、そういう部分をうまく出していきたいと思います。 他の選手と比べてしまうと、ブロックやディグが劣る部分だと思うので、その差を埋めなくていけないんですが……そこは悩んでいる部分でもあります。見ていてみんなうまいので、比べてダメだなあってなってしまうんですが、自分の中で、今の自分ができる目標を一つずつクリアしていこうと思って、ディグだったらノータッチを減らすとか目的を持って練習に取り組むようにしています。
井上琴絵「強みはディグ、しっかり拾う」
「レセプションアタックの決定率」を上げるというのが一番の課題なので、最初のパスをAパスに持っていけるように。ただ返すだけじゃなくて、アタッカーが入りやすい質、テンポをチームとして意識しているので、高く上げすぎず速くなりすぎずというちょうどいいリズムを作れるように取り組んでいます。高く上げるより低いほうが得意ですが、低すぎてもうまくアタッカーが入れなかったりするので、そこの微妙なところが難しくて……。スパイクレシーブもテンポのいい返球にしようと思ったらボールの殺し方が難しいです。まだ相手の強打に対して高く上げすぎてしまうことが多いので、質をよくしてネット際に返球できるようにならないと。 (ブロックとレシーブの関係などは)それぞれのチームでやっていることが違うので、前と後ろや隣同士の関係性はまだ十分な状態ではないかなという感じはします。もっともっとコミュニケーションを取ってあいまいな部分をなくしていかないといけない。うまくいかないときにも「次々」となっていたこともあったので、「もう少しブロッカーがこうしたほうがいい」「バックは私がここ守るから、ここはお願い」というやり取りをなるべくそのときにできるように意識しています。 まだメンバーに入っただけで、真子(小幡)か私かがワールドグランプリでは入ると思うので試合に出て結果が出せるようにしたいです。強みはディグ。スパイクレシーブをしっかり拾って攻撃につなげられるように頑張ります。