女子バレー岩坂、古賀、宮下、石井らが語る「戦う集団」への覚悟
古賀紗理那「一発で決めるという気持ちで」
海外のスタッフがたててくださる練習メニューの中に、選手のコミュニケーションをはかる機会もあるので、いろんな人に声を掛けていきたいと心がけています。 中田監督の印象は、久光製薬時代にチームを何度も優勝させてきたのですごい人という印象でした。（実際スタートしてからは）自主練習をしているときなどにもよく見てくださっていて、サーブレシーブについてもアドバイスをくださって、とてもわかりやすいです。 「レセプションアタックの決定率」に関して世界一目指すという話をしてもらいましたが、（レセプションが）返っても一発で決められない、サイドアウトが取れないのが課題。全部きっちり返すのを目標にしてやりますが、その後に一発で決めるという気持ちも出していきたい。トス自体はNECより速くなるので、トスが速い分ブロックは遅れてくる。間チャン（ブロッカー2人の間）に確実に打って決める、ブロックアウトするなど、1点を確実に取る力、それを意識してやっていきたい。オリンピックは特別な舞台だと思っているので、そこで絶対金メダルを獲るという気持ちでやります。
新鍋理沙「大事な1本目をしっかり」
（痛めた股関節の状態は）大丈夫です。自分としては、チームの目標として「レセプションアタック」を1回で切るというのがあるので、1本目を触る役割としてAパスにこだわってしっかりと（セッターに）持っていこうと思っています。久美さんのバレーをやっていく上で一番大事なのは1本目なので、精度の高いパスが返せる技術をもっと身につけたい。まだ崩されてBやCパスになり、コンビが使えないことも多いのでもっとしっかり返したいです。テンポのいい「ワンフレームのバレー」をみんなでできるようになっていけたらいいと思います。 攻撃に関しては、海外相手には普通に打っても難しいと思うので、テンポのいい攻撃をしてブロックアウトで点数を取る、空いたコースに速く打てるようにブロックをしっかり見てやっていきたいです。 （岩坂選手のキャプテン姿を見て）すごいなあって（笑）久光でもみんなに声を掛けてくれていましたが、全日本でもそれ以上にいろいろやってくれていると思います。でもそこまかせにならないように、助け合っていけたらと思います。メンバーも絞られて、時間もないというのはみんなわかっていると思いますが、練習でうまくいかないことがあったときに探り探りになってしまっているので、そこはコミュニケーションをもっと取って、コートの中で話していかないといけないと思います。この人が何を考えているか全部がわかるわけではないので、声を掛け合っていきたいと思います。
