女子バレー岩坂、古賀、宮下、石井らが語る「戦う集団」への覚悟
女子バレー岩坂、古賀、宮下、石井らが語る「戦う集団」への覚悟 音楽・ナレーター:GISO THEPAGE大阪
女子バレーボールの「ワールドグランプリ」が7日、開幕。東京五輪への第一歩となる今大会は中田久美JAPANの初陣だ。岩坂名奈キャプテンをはじめ、リオ五輪代表の宮下遥、石井優希、エースとして期待の高い古賀紗理那らに日本代表としての意気込みや「世界に勝つチーム」になるために意識して試みていることなどを聞いた。 【拡大写真と動画】女子バレー 中田久美監督「誰がエースや軸になってくれるか期待」
岩坂名奈(主将)「仲良しこよしじゃダメ」
キャプテンということで、引っ張るところや締めなくてはいけないところは私がしっかりしないといけないんですが、全員がチームや自分のことを考えながらやっていくほうがより強いチームになると思います。まだ様子をうかがっている部分もありますが、前後の関係や横の関係などを練習の合間にも各自が伝えて、共通認識できるように話をしているので、日を重ねるごとに少しずつチームの形になってきていると思います。 チーム競技なので、この人はこう考えているんだというのがわからなければ歯車が合わない、それで何もできないで終わるのが一番悔しいこと。それは嫌なので、コミュニケーションを取って詰めていかないといけないと思います。「戦う集団」になるためには、言い方は悪いかもしれないですが、「仲良しこよし」じゃダメですし、そういう場所でもないので、日の丸をつけて戦うという覚悟と責任を持つ。一人ひとりが覚悟を持って、これでいけるっていうものを作りたいです。 世界と同じバレースタイルだとパワーも高さもない分、勝てないと思うので、相手が嫌がるようなプレーをしていかなければ。久美さんと長くバレーをしてきたので、久美さんと一緒に作り上げてきたものをみんなに発信していくのもキャプテンの仕事。一選手としてコートの中でしっかり戦うことと同時に(考えなど)いろんなことを伝えていくことももっとやっていきたいと思います。 ミドルの打数が少ないというのは現実的にそうですし、世界相手にはサイドの負担を減らしていかないとブロックも絞られやすいので、ラリー中もしっかり攻撃参加していかないといけない。ブロックやサーブ、サーブ後のディグなど全部のプレーにおいて、世界のミドルに比べるとまだまだと世界クラブ(選手権)などで痛感したので、いきなり全部というのは難しいですが、質をあげるためにしつこさを求めてレベルアップしていきたいです。