世の中的には逆らしいのに...先住猫を威嚇して追い回す、新入り猫の扱いはどうすべき?【パリ在住・井筒麻三子】
人気YouTubeチャンネル「GOROGORO KITCHEN」のMamikoこと井筒麻三子さんが、パリでの家探しや新しい暮らし方を綴ります。 【実際の画像】麻三子さん家の気の強すぎる新入り猫ゆず 前回の記事では、我が家に新入り猫、ゆずがやってきたことを書いた。一緒に暮らし始めてから早4ヵ月近くが過ぎたのだが、実に参っていることがある。彼女が先住猫である、くるみととらに、ものすごく攻撃的なのだ。 今思うと、先住猫二匹を会わせた時は、そこまで大変でもなかった。新入りとしてやってきたとらは子猫だったので、くるみは最初のうちこそとらに戦慄し、シャーシャー言ったり、ストレスから、私が手であげないとご飯を食べなくなったりしていたけれど、半月後には仲良く一緒に寝るまでになっていた。 ところがゆずは、もう2歳(と獣医さん)。だいぶ大人だ。当然すぐにはうまく行かないだろうと思っていたので、先住猫と新入り猫の引き合わせ方についてを調べまくり、まずはケージ越しに会わせ、ご飯を一緒に食べさせることに。 最初は近寄ることもできなかった先住猫二匹たちだったが、段々にゆずの入ったケージ脇でご飯を食べることにも慣れた。そろそろいいかなと思い、最近はゆずにリードをつけて歩かせたりしているのだが……ゆずがケージから出るのを見た途端、先住猫二匹は揃って怯えて部屋から出ていってしまう。
リードをつけているのは、以前に大惨事があったから。部屋交換をしようと、普段は二匹がいる部屋に、隔離していたゆずを入れて慣らせていたのだが、夫がドアを開けた際、とらが走り込んでいってしまい、二匹が鉢合わせに。するとゆずが唸り声を上げながらとらを追いかけ回し、とらはあまりの恐怖で脱糞までしてしまったのだ。 普段から人見知りもせず、穏やかでシャーも言わないとらが、その後しばらくビクビクしていて本当に可哀想だった。現在はそれでもだいぶ落ち着きを取り戻し、威嚇もしなくなったけれど、ゆずは変わらず攻撃的で、とらやくるみを見ると追い回そうとする。 私のリサーチ結果だと、「猫たちが本気で威嚇し合う場合は割って入りましょう」と書かれていることが多かったのだが、「最初のうち猫は威嚇し合うけれど、猫のことは猫たちに任せて放っておきましょう」と説明するサイトもあり、何が正しいのかもはやわからない。そもそも通常は、先住猫が威嚇することが多いようで、新入りが威嚇する場合の対処法があまり見つからないのにも困っている。 そんなこんなで、先住猫と新入り猫の関係性は膠着したまま。これ以上どうしたらいいものか。多頭猫飼い経験のある方、何か良い方法があれば教えて頂きたいです……。 撮影/Yas
井筒 麻三子