怪獣たちが東京コミコンのリングで大暴れ!「世界中の怪獣を集めて怪獣世界一を決めたい」
12月6日~8日に幕張メッセで開催中の『東京コミックコンベンション2024(以下東京コミコン)』の2日目で、UMAやバイオモンスターたちが襲来し大暴れした。 東京コミコンとは、8万5千人以上が来場した日米の映画・コミックなどのポップカルチャーを扱ったイベント。ディズニーやDCコミックスなども出展する他、有名ハリウッドスターたちが来日することでも注目を集めている。 そのイベントに『怪獣プロレス』が初参戦。バークリー音楽大学卒というプロレス界では異色の経歴を持つ雷神矢口(矢口壹琅)が今は亡き盟友・ハヤブサさんとともに昔から構想を練っていたというエンターテインメント団体が怪獣プロレスだ。 矢口みずからが代表取締役に就任し、同社の取締役には元新日本プロレス・チーフレフェリーのミスター高橋(高橋輝男)、怪獣研究家UMA研究家の山口敏太郎、サッカーJ3ヴァンラーレ八戸取締役や銚子電鉄相談役、ITサービス事業の経営者などを兼任する田代貢一郎という錚々たる顔ぶれが名を連ね、成田亨の唯一の弟子として世界的に有名な怪獣造形作家・赤松和光(株式会社マーミット代表)がキャラクターデザインに加わっている。 また、出演俳優も豪華そのもの。仮面ライダー2号(一文字隼人)役として知られる佐々木剛、ウルトラシリーズや『超人バロム・1』の白鳥健太郎役として知られる高野浩幸、ウルトラシリーズや数多の戦隊モノに出演している萩原佐代子など、特撮界隈のレジェンド俳優たちが数多く出演している。
明らかにプロレスを見たことがない観客たちが期待に目を輝かせながらリングステージに集まり、立ち見を含む超満員に。矢口がギターを掻き鳴らしてオープニングライブを行い、続けてリングアナのクリステル・チアリさんが電車の駅名アナウンスをしている事を語ると大きな驚きの声に包まれる。チアリさんの英語のアナウンスもあり客席の半数が外国人になると、怪獣たちの試合の一挙手一投足に「WoW!」「Oh-!」と声援があがり、これにつられて日本人もリアクションが大きくなり一体感に包まれる。 大怪獣ギョロンの入場時に流される生演奏のケルティックハーブも独特な空気感を演出し、今回初登場のTENGAロボがロボットのPO-K2と連携して甲府星人を撃退。メインイベントでは雷神矢口&ヒバゴン&カラス天狗カタガラスwith プリンセス・ミナモト&マミトラーvsキラーゴロゴ&ブルゲーターwithラ・メルメイ&ムササビ怪人アギーラとなり、大怪獣達による大迫力の場外乱闘で会場は大興奮の熱狂に包まれた。 ライジンボンバーで大怪獣ブルゲーターを倒した矢口は「俺はこのリングで怪獣プロレスの試合ができたことを神に感謝する!吹けば飛ぶような弱小ではない、強小企業として、この怪獣プロレスは東京コミコンから世界に羽ばたくことを宣言するぞ!怪獣プロレス来年はものすごい計画がある。是非、その計画を一足早く知りたいと思ってくれてるなら!12月17日、町田市民ホール、怪獣マニア2に是非お越しください。極悪女王のダンプ松本選手も来ます!来年、怪獣プロレスは世界中の怪獣を集めて怪獣世界一を1年間かけて決めたいと思います!」と宣言し、最後は観客とともに「1.2.3がおー!」の掛け声でステージを終えた。 初見の外国人の心を掴んだことに手応えを覚えた矢口。来年は日本のみならず世界で怪獣プロレスが見られそうだ。