《夜の神楽坂》を楽しめ!「そば」と「おでん」の名店巡り2選 出汁が旨すぎる!
石畳の路地に横丁、街を象徴する風景が臨める神楽坂エリア。数多くの飲食店がひしめく激戦区で調査した結果、神楽坂は路地に名店あり。和食にフォーカスを当て、ひっそり構える店を見つけてきました。小路を歩いた先に、美味なるゴールが待っています。 【画像ギャラリー】神楽坂の路地裏にある絶品おでん&蕎麦!
【おでん】昆布のダシが染みた端正なおでんに舌鼓『こんぶや』@神楽坂
店内に入るとふわりと漂うダシの香り。厨房の鍋の中では野菜や練り物たちが気持ち良さげに浮かんでいた。 まずは定番の大根を頼んで器に張られたおツユを飲めば、羅臼昆布の旨みが舌にじんわり。味付けには醤油を使わず少しのみりんと酒と塩できれいな風味を立たせている。具材も豊富で「ポルチーニ茸のさつま揚げ」や「鶏のキンカン」なんかの変わりだねも。 料理長おまかせ盛合せ(十二種)4200円 それぞれ別で炊き丁寧に素材の持ち味を引き出していて、簡単そうに思える大根だって完成までに3日もかける。 加えてお造りや酒のアテなどの一品料理も上々。こんな店を知っていれば、間もなくやってくる冬だって待ち遠しい。 [住所]東京都新宿区神楽坂3-2神楽坂Kビル1階奥 [電話]03-5946-8988 [営業時間]11時半~14時半(14時LO)、17時~23時(22時LO) [休日]年末年始 [交通]地下鉄有楽町線ほか飯田橋駅B3出口から徒歩3分
【蕎麦】和食と蕎麦魅惑の新店に街が湧く『作州庵(さくしゅうあん)』@神楽坂
通り過ぎてしまうような細い路地に面白い店がオープンした。前職はホテルで料理長を務めた浜田さんによる和食と、惜しまれつつ閉店した六本木『HONMURAAN』の職人・鈴木さんが打つ蕎麦のいわばW主演。 まずつまみは焼物や煮物など王道の味に加えてエスプリを効かせた「変わりおでん」など、とにかく多彩であれこれ頼みたくなるけれど少し我慢。もうひとりの主役が控えているのだから。 せいろそば1210円 粗挽き粉と細挽き粉を合わせて打った蕎麦は噛むほどに穀物の甘みが膨らみ、ざらつきを帯びた麺肌に旨口のツユが絡みつく。豊富なワインや日本酒をお供に今宵は目一杯楽しもう。 [住所]東京都新宿区若宮町10プレール神楽坂 [電話]03-3528-9939 [営業時間]17時~23時 [休日]日 [交通]地下鉄有楽町線ほか飯田橋駅B3出口から徒歩4分 撮影/小島昇、取材/菜々山いく子 ※2024年11月号発売時点の情報です。 …つづく「厳選【神楽坂で昼飲み】するならこの3軒!ヒレかつ、出汁巻きで一杯がたまらない!旨さとコスパを兼ね備えた大人の酒場」では、覆面調査隊が、花街の面影を残す裏通りから、新店が軒を連ねるメインストリートまで、昼飲みにおすすめしたい、とっておきの3軒を実食レポートしています。