【マイバッハから同ブランド初のEV登場】 メルセデス・マイバッハ EQS 680 SUV 一目でマイバッハとわかる「EQS」
その他の機能と性能2
■給電機能(V2H/V2L) マイバッハ EQS SUVは車外へ電力を供給できる双方向充電が可能だ。 マイバッハ EQS SUVは家庭の太陽光発電システムで発電した電気の貯蔵装置となるほか、停電した場合などに、電気を家庭に送る予備電源としても利用でき、なお、給電はMBUX設定画面よりバッテリー残容量10%から50%まで10%単位で設定が可能だ。 ■特に後席を重視したNVH(騒音/振動/ハーシュネス)対策 マイバッハ EQS SUVは、メルセデス・ベンツ EQS SUVのNVH技術を継承しているという。フロントとリアのエレクトリックドライブトレインのカプセル化、革新的なフロントアクスルのキャリアフレーム、確実にゴムブッシュを介して分離されたドライブユニットにより騒音と振動を抑えており、快適性を向上させた。 また、ウインドスクリーン下のクロスメンバーからラゲッジルームフロアにかけては、きわめて効果の高いスプリング/マスコンポーネントを用いて連続的に防音されている事に加え、多くのメンバーには、ボディシェル製造段階から防音発泡材が挿入されている。 それに加え、特に後席のNVH対策を強化し、具体的には、アルティコでカバーされているラゲッジルームカバーは、EQSセダンと同様にボディに固定された仕切り壁の働きをする。 リアシートのバックレストを上端に固定し、ラゲッジルームをリアウインドウの下端まで密閉したことにより、効果的にノイズを抑制。またディスコネクトユニット(DCU)もノイズ抑制に効果を発揮する。 走行状況と必要な出力に応じて、フロントアクスルの電気モーターの接続を自動で切り離す機能は、走行可能距離を延ばすだけでなく、モーターからのノイズ抑制に貢献。さらに、追加の絶縁材料と防音効果のあるウインドウガラスが使用された。 パノラミックスライディングルーフの開口部が大きくなった一方で、ウインドディフレクター、カバーおよび密閉形状の工夫を施したことにより騒音を抑え、このようなNVH対策を行うことで、マイバッハ EQS SUVの後席は音楽を楽しむ、あるいはリラックスさせるような静けさを提供し、非常に快適に過ごすことが可能となり、リアサイドウインドウに取り付けられた電動ローラーブラインドを使用して、後部座席乗員のプライバシーレベルを調整できる。 ■サスペンション 連続調整ダンパーADS+を備えたエアマティック・サスペンションを標準装備し、地上高を上げるために、最大35mm車高を上げることができる。 ■リア・アクスルステアリング マイバッハ EQS SUVはリア・アクスルステアリングを標準装備し、大きなボディと長いホイールベースを持つマイバッハ EQS SUVをコンパクトカー並みに容易に扱うことが可能になったと彼らはいう(最小回転半径5.1m)。またリア・アクスルステアリングはステアリング操作だけではなく、ブレーキやサスペンションなどの車両ダイナミクスコントロールに統合制御される。 ■ダイナミックセレクト マイバッハ EQS SUVには「エコ」/「スポーツ」/「オフロード」/「インディヴィジュアル」の走行モードに加えて、専用の走行モード「マイバッハ」があり、これは従来の「コンフォート」プログラムに代わるもので、後席乗員に快適な乗り心地を提供するために設計されている。