【マイバッハから同ブランド初のEV登場】 メルセデス・マイバッハ EQS 680 SUV 一目でマイバッハとわかる「EQS」
その他の機能と性能1
■デジタルライト ヘッドライトの連続したライトバンドと一体となっており、デジタルライトは特別なライト演出により、乗降時に乗員をもてなし、ドアを開けるとドアミラーを介して車両の隣の地面にマイバッハ・エンブレムを投影して乗員を迎える。 ■パワートレイン マイバッハ EQS SUVは前後アクスルに電動パワートレイン(eATS)を搭載し、電気モーターには永久磁石同期モーター(PSM)が採用された。 PSMでは、ACモーターのローター(回転子)に永久磁石が取り付けられているため、ローターには通電の必要がなく、電気モーターは三相の巻線を2つ備える六相式を採用しているため、きわめて強力だという。 マイバッハEQS SUVの最高出力は658ps/最大トルクは97.38kg-mを発生し、WLTCモード一充電走行距離は640kmだ。トルクシフト機能によってフロントとリアの電気モーター間で駆動トルクの連続可変配分が行われるため、前後駆動力配分は常に効率的かつ最適化されていると彼らは語る。 ■ディスコネクトユニット(DCU) マイバッハ EQS SUVにはディスコネクトユニット(DCU)を搭載。DCUはフロントのeATSにアクチュエーターを用いたクラッチを設けることで、走行状況に応じてクラッチを切ることで前輪をフリーにしモーターによる抵抗を極力低減させるものであり、例えば、高速巡航時にクラッチを切り離すことで後輪駆動のみとし電池の消費量を抑制することが可能となる。 ■大容量リチウムイオンバッテリー マイバッハ EQS SUVのリチウムイオンバッテリーはエネルギー容量118kWhだ。バッテリーは電気自動車にとって中核を担う技術であり、メルセデスはバッテリー本体だけでなくバッテリーを管理するソフトウェアも自社開発している。 なお、マイバッハ EQS SUVは、6.0kWまでの交流普通充電と、150kWまでの直流急速充電(CHAdeMO規格)に対応する。 もちろん安全性/耐久性/サステナビリティに関するメルセデスの厳しい基準も満たし、メルセデス・ベンツでは、自社製高電圧バッテリーについてバッテリー証明書を発行しており、EQケアにより10年もしくは25万kmの性能(残容量70%)を保証するという。