「子どもの言語脳」をぐんぐん発達させるために、家庭で出来る2つの工夫
「ギュッギュッ」「こねこね」「アチアチ」で語彙もアップ
こねますよ! 「ギュッギュッ」「こねこね」「まぜまぜ」擬音語や擬態語を反復するとリズムも出て、楽しいですよ(そうしているだけで、脳の運動野が動いて、言語脳と連携する信号が「ジャンジャン」出てます)。 包むのがうまくできないうちは、ぎょうざの皮をハサミで切ってタネに混ぜて焼いてもいいです。はみ出しても形が変でも、食べられるのがいいところです。 ホットプレートやフライパンに、パパやママが作ったのと並べて、焼いて、「ジュ―ジュー」「アチアチ」。「美味しいね」、「うまくできたね」、美味しく楽しく食べましょう。ハンバーグでも、つくねでも、いいですよ。 先日お会いしたママは、「おうちでパンをつくってるんですよ、子どもも2歳くらいでこねられます」と楽しそうにおっしゃってました。 手も、口も、脳も動かして、脳の中に信号の通る回路をたくさんつくって、語彙力も上げていきましょう。
子ども時代の「家事体験」が将来にも影響!
どんなことでも、最初がいちばんハードルが高い。最初がいちばんへただからです。だからと言って、させないといつまでも、へたのままです。子どもはドンドン上手になっていきます。年長さんぐらいになったら、ぎょうざつくりだいぶ任せられるようになってきます。 「お手伝い、したい」「楽しそう」「パパやママと一緒にするのが嬉しい」そんな時期に、体験させ、実際にできるようにさせるのが、早道です。 そんな時期って、いつまでも続かないです「できるようになったらさせよう」と思って、いざ中学生に「お手伝いして」と言っても、したくない。時期を逃したのです。 大学生になった子どものアパートに行って、ご飯つくりや掃除をし続けている、というママもいます。「そうしないと、勉強に差し支えるから」、「健康に悪いから」だそうです。 家事は「家の事」ですから、住んでいる家族全員が、「家事」できるようになるのがいいと私は思っています。いずれ独立して、それぞれが「家事」をすることになるのです。 「子どもは勉強するのが仕事だ」「勉強だけしていればいい」というのは、前時代的な考え方です。「男は仕事ができればいい」「家事は女がするものだ」というのと、同じレベルではないでしょうか。子どもが喜んでやりたい、と言っている間に、最初の一歩を踏み出しましょう。