「ユナイテッドが求めるレベルではない」三笘薫のマンU移籍の噂に韓国メディアが否定的見解「ラッシュフォードの代役にはならない」
日本人アタッカーの移籍トピックに痛烈なまでの“ダメ出し”の声が上がった。 ブライトンの三笘薫がマンチェスター・Uの獲得候補であると、『TEAMTALK』など欧州各国サッカー情報サイトで報じられている。不振が続くマーカス・ラッシュフォードの放出が囁かれ、後任として検討されている内の一人が三笘であるという。 【動画】菅原を出し抜いた鮮烈ゴール!三笘薫の豪快なダイビングヘッドを見る だがこの話題に対し、韓国メディア『スポーツ朝鮮』が反応。12月26日、三笘のマンチェスター・U入りの噂を「ナンセンス」であると主張。「三笘はユナイテッドが求めるレベルの選手ではない」と一刀両断した。 同メディアは、「ルーベン・アモリム監督が三笘薫を欲しがる理由は見当たらない」と訴えながら、プレースタイルに言及。「三笘は純粋なウイングに近い。タッチライン際に張り付き、相手フルバックを引き出し、突破してから攻撃を展開する動きが主だ。ペナルティエリアを直接攻撃する動きはあまり見られない」と分析する。その上で、「アモリム監督は純粋なウイングフォワードよりも、インサイドフォワードや中央の攻撃的ミッドフィールダーのような選手を好む」として、クラブのシステムと合致しないと論じている。 さらに戦術面では、「アモリム監督はサイドでの攻撃作業をウイングバックに任せることが多い」と付け加え、「ウイングバックのポジションを非常に重視するアモリム監督が、三笘にウイングバックの役割を担わせるという冒険をする可能性は低い。仮に三笘が加入したとしても、ラッシュフォードの代役と呼べる選手にはならない」と持論を展開。 また、クラブにおける過去の日本人プレーヤーとも比較しており、「パク・チソンがユナイテッドを去った後に獲得された香川真司は、十分にユナイテッドが魅力を感じる実力を見せていた」と評価。香川への賛辞を続け、「非常に短期間ではあったが、2011-2012シーズンに見せた香川のパフォーマンスはワールドクラスだった。そのシーズンの香川の活躍はヨーロッパ全体で見ても世界トップクラスの選手たちに劣らないレベルだった」などと絶賛。 その一方で、「それに比べて三笘はブライトンで良い活躍を見せているのは事実だが、破壊力や爆発力の面で物足りなさがある。スター性の面でも同様だ」と綴っている。 他にも、現在三笘の27歳という年齢を踏まえ将来的な移籍のケースを考慮し、「(30代に入り)活躍できなかった場合、移籍金の回収が困難になる」とも見通すなど、今回の噂に対する否定的な見解が並ぶ。だが隣国メディアも三笘のビッグクラブ移籍には少なからず、関心を寄せていることは間違いない。久々となるアジア人プレーヤーのマンチェスター・U入りは今後、実現となるのだろうか。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]