「食べる」ということの原点に。「KURKKU FIELDS」で体験できる、おいしいサステナブルとは?
質朴な風情を放つ、シンプルでいて健やかな「Lanka」のパンは、小麦が農作物であることを、改めて気づかせてくれる。
大きくどっしりとした「パン・ド・ランカ」300円。「Lanka」の甘いパンも必食。「bocchi peanuts」390円は、千葉・旭市で落花生の農薬 化学肥料で栽培し加工も手がける「Bocchi」のピーナッツをふんだんに使用。農場小麦(全粒粉)の香ばしい味わいと相性抜群。「シュガードーナッツ」240円にも農場小麦を使用。ふわもちの生地に、スッと優しい甘さの砂糖・素焚糖(すだきとう)が寄り添う。
いのちの恵みが詰まったシャルキュトリー
「KURKKU FIELDS」の強みは、農業と食の多種多様なプロフェッショナルが集うこと。「CHARCUTERIE(シャルキュトリー)」の岡田修シェフは、狩猟免許を持つハンターであり、シャルキュトリー職人、さらにはフランス料理のシェフの顔も持つ凄い人。
「害獣と呼ばれるジビエをおいしく食べていただく。つまり、無駄をなくし、全てを循環させて活かしていきたい」という信念が、岡田シェフにはある。
近くの野山で捕獲される猪や鹿、外来生物のキョンなどは、岡田シェフ自らが捕獲するのはもちろん、地元の猟師との連携プレーもあり、場内にある食肉処理施設「オーガニックブリッジ」へ。捕獲、仕留めてから解体処理に至るまで1時間もかからないため、驚くほど臭みのない肉の状態をキープすることができる。そして「CHARCUTERIE」の厨房で、ソーセージやハムをはじめとするシャルキュトリーへ。
右の大きなパテ&パイは、「猪パテアンクルート(椎茸・ルッコラ・ドライトマト)」100g 972円~。猪肉の澄んだ旨みに、農園野菜の味わいとコンソメゼリーの清々しさが寄り添う。このほか、猪プティアンクルートは2種(菜の花、ふきのとう)各100g 972円~。ショコラテリーヌのような一品は、猪赤ワイン煮込みにカカオのコクを添えた「シヴェ ド マルカッサンのショーフロワ」756円。「キョンのグランメール」100g 900円~、「猪ボンレスハム」100g 750円~