<春に挑む>関東一 選手紹介/2 畠中鉄心投手 /東京
◇高い制球力で勝利貢献 畠中鉄心投手(2年) 昨秋の都大会で背番号「1」をつけた左腕。制球力に定評があり、緩急をつけた投球で凡打を量産した。5試合に登板して2失点と、チームの勝利に貢献した。大会中に腰を疲労骨折し、決勝はベンチから仲間を鼓舞した。優勝が決まり、完投した坂井遼(はる)(2年)に「ナイスピッチング」と言いながらも、「最後の場面は自分が投げたかった」と悔しさが残った。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち その後の明治神宮大会でエース番号を坂井に譲ったが、「背番号1にふさわしい選手になる」と練習に力が入る。準々決勝では先発を任され、大阪桐蔭を相手に四回まで無失点に抑える好投を見せた。 この冬は、球速を上げるため、ダッシュなどで瞬発力を磨いている。けがをしたことで、以前より自分の体と向き合う時間が増え、ケアや柔軟にも気を使っている。 お風呂が好きで、寮でも自宅でも時間をかけて浴槽につかり、体を休める。【小林遥】=つづく ……………………………………………………………………………………………………… (1)左投げ左打ち(2)173センチ、72キロ(3)江戸川区立上一色中(4)チームを勝たせることが投手の役割。緩急を意識して、場面に応じて三振もしくは打たせて取る。 〔多摩版〕