【ベンツ対BMW】高級感と性能を備えたエレガントなステーションワゴン対決 BMW3シリーズ対メルセデスCクラス 僅差で勝利したのは?
Cクラスの方が運転の快適性は高い
高速走行時のみ、9速ギアと15%増のパワーを持つ四輪駆動のメルセデスが優位に立ち、200km/hまでの加速では2秒の差をつける。サスペンションの快適性においても、メルセデスが優位に立つ。特に低速走行時、メルセデスは段差をより巧みに平坦化する。
BMWの19インチホイールとショートサスペンションは、曲がりくねった道では素晴らしい走りを見せるが、ダンパーをスポーティに設定しなくても(500ユーロ=約8万円のアダプティブMシャシー)、不快な縁石や段差を後部座席に伝えてしまうことがある。対照的に、メルセデスはでこぼこ道や高速走行時にやや落ち着きがなく、ぎくしゃくした動きになるが、スポーツモードを使用すれば、これを改善できる。 アダプティブサスペンションと併用すれば、リアアクスルステアリング(2,088ユーロ=約195万円のパッケージ)により、11メートルの小回りの利く快適な回転半径が確保される。一方、ツーリングのUターンには、さらに1メートルが必要だ。また、ブレーキをかける際には、スポーツタイヤ(357ユーロ=約6万円)を装着した「Cクラス」の方が、より少ない距離で停止でき、100km/hから停止するまでの距離は、スポーツブレーキ(700ユーロ=約11万円)を装着した3シリーズよりも0.8メートル近く短い。
最終評価
メルセデス C 300 4MATIC Tモデル 得点(最高得点800):565点 順位:1位 結論:快適で自信に満ちしなやかな外見は時として気性を覆い隠す。 BMW 330i xDriveツーリング 得点(最高得点800):562点 順位:2位 結論:運転の興奮に快適さを忘れることもある非常に俊敏な車。維持費が安い。
ちなみに、どちらも非常に安全運転で、賢いアシスタント機能に守られている。ベンツには現在、自動追い越し機能が搭載されている。アダプティブクルーズコントロールやその他のシステムが起動すると、「C 300」はハンドルに手を添えるだけで、ゆっくり走る車を徐々に追い越していく。