【別府競輪(ナイター)FⅠ】ガラガラ声の野口諭実可が先行押し切りで今年別府不敗継続
<1日・別府競輪・初日> 野口諭実可は喉の不調に苦しめられても強かった。初日7R、鐘4カマシ先行から押し切り。番手に飛び付いた板根茜弥にゴール前で詰め寄られたが、わずかにしのぎ切った。 約3週間前に風邪にかかった。「熱はもうなくて練習もできているけれど、喉が痛くて…」。いつもの特徴的な声ではなく、か細いガラガラ声で自身の体調を語った。「距離も長くてキツかった。心肺機能が戻っていなくて、まだ息苦しさはある」と万全ではないなかでの逃げ切り。見ている誰もが舌を巻くレース内容だった。 「前検日より声は少し出るようになった。バンクでの1着インタビューも頑張りましたよ」。レース後もファンに気丈な姿を見せるなど元気は十分。今年の当地戦は10戦全勝のヒロインが2日目もバンクインタビューを目指して駆け抜ける。