「思っていた以上に…」大声援を背に伊東純也が“復帰弾”! 森保監督はサポーターに感謝「皆さんがプレーを引き出した」
今年1月のAFCアジアカップ以来、約7カ月ぶりに日本代表復帰を果たした伊東純也。FIFAワールドカップ26アジア最終予選・第1節の中国代表戦で63分からピッチに立ち、1得点2アシストの大活躍を披露した。 【ゴール集】日本代表、圧巻の7得点で最終予選快勝スタート! 伊東は今年1月に行われたアジアカップの大会期間中に、性加害疑惑が報じられチームを途中離脱。以降は日本代表から遠ざかっていたものの、先月9日に大阪地方検察庁から不起訴の判決が下されていた。日本代表を率いる森保一監督は、「彼を守るため」と3月と6月の代表活動で伊東を招集せず。そして先月29日に行われたメンバー発表記者会見、森保監督は「一つ大きなポイントとなったのは、スタッド・ランスの選手としてジャパンツアーをして、日本でプレーをした時、メディアを含め、多くのサポーター、国民の皆さんに温かく迎えていただける環境があるのを見た上で判断した」と語り、今回満を持して伊東を招集した。森保監督は中国戦で見せた伊東の活躍を絶賛するとともに、サポーターに感謝の気持ちを伝えた。 「まずは彼の代表復帰をサポーターの皆さんが温かく迎えてくださり、期待しているという雰囲気を作ってくださり、彼もチームもいい雰囲気でプレーできたと思います。1得点2アシストということで、特長である攻撃的なサイドからの崩しの部分が我々の大きな武器であるということをプレーと結果で示してくれた。存在感だけでなく数字もしっかり残し、ヨーロッパで生き抜く、結果にこだわるところを今日の試合もやってくれたと思います。熱い、思い切ったプレーをしてくれているのは、迎え入れてくださったサポーターの皆さんにいいプレーをしたい気持ちがあったと思うので、サポーターの皆さんがプレーを引き出してくれたと思います」 キックオフ前の選手紹介では、伊東の名前が読み上げられると大歓声が沸き起こった。そして63分にピッチに立つと、この日一番の拍手が伊東に送られる。「モチベーションは上がりましたし、嬉しかったです。ゴールを取ってやろうと思っていました」と伊東。迎えた77分にゴールを決めると、チームメイトから手洗い祝福を受けた。「喜ぼうと思ったら、もう周りにみんながいました(笑)。さっき映像でも見たんですけど、ベンチにいるチームメイトも、スタジアムの皆さんもめちゃくちゃ喜んでくれて。思っていた以上にすごい声援でしたし、嬉しかった」と笑顔を見せた。
SOCCER KING