「屋形船をバイオ燃料で運行」9月6日から1週間程度 小池都知事会見8月26日(本文1)
全国一律で全数把握見直しの場合の対応は
幹事社:幹事社から2点お尋ねします。1点目は、新型コロナウイルスの全数把握についてです。政府は都道府県の判断に委ねる方針でしたが、9月半ばにも全国一律で見直す方向で検討しています。都は、患者1人1人を大事にするという観点から全数把握の見直しには慎重です。そこで、全国一律となった場合の対応をどのように考えていらっしゃるか【********00:19:10】。 2点目は29日からの海外出張についてです。知事はジャカルタでUrban 20のメイヤーズサミットに出席され、クアラルンプールへ訪問されるご予定です。【*****される*******00:19:24】。 小池:最初の全数把握に関係してのご質問ですけれども、先ほどもすでに申し上げたかと思いますけれども、お医者さんが患者を診て作成する発生届っていうのは感染動向の把握、そしてまた患者1人1人の健康状態を把握して必要な医療につなげる重要な機能があると申し上げました。都は1人1人の患者さんを大事にしていくということから、当面、発生届の取り扱いについて、現在の運用を続けていくと。 本来感染症対策っていうのは、ウイルスはどこが埼玉との県境なのか、千葉との県境なのか分からないわけです。ましてや1日に300万人がこの首都圏で移動をしているという状況の中でですね。また、今回も登録者センターが結局、東京の事業者に委託されていたなどなど、なんか分かるような分からないような、いっぱいいろんな課題も、そのたびに出てくるわけですけれども、今後、国のほうがどういう形でお決めになるのか、こういうようなこと。それと制度の運用状況や、今後見直しをされるということですけれども、現に対策に当たっている現場に混乱を来さないように、ここはまずお願いをしたいと思います。
ジャカルタ・クアラルンプール出張を予定
そしてまた、把握の関係で言うと、やはりシステムがそのたびにつくるものなので、全然コンパチになってないわけですね。そこのところが非常に手間が掛かったりしている。改善、修復に時間が掛かると思ったら、また次の変異株が出てくる。もうずっとこの繰り返しでやってるんでね。あらためて、こういったことを整備しながら、現場のことも考慮していただき、かつ必要なデータが取れる。1日に何十万人と感染者が出ていた韓国などは、別にこれで混乱しているという話は聞いてはおりません。一律のシステムで対応していると聞いています。 ワクチンの打った・打たないというのもVRSという、また別のシステムになっていて、そしてましてや電子カルテは別と。やはりそれは使い勝手と、そして必要なデータをどう取るかという、そういうの基本設計ですから、あらためて落ち着いて、みんなが使いやすくて安心できるデータが積み重ねられる、そういったことを期待いたしております。 それから先日、アブダビへ出張しましてから、また、月日たちましたけれども、今回はジャカルタとクアラルンプールに出張することといたしております。ジャカルタのほうには、今度、インドネシアがG20のホスト国です。だいたいそれに伴って、U20というメイヤーズサミット、Urbanですね。だから都市の集まりがあるということで、今回そちらのほうに参加をするということです。テーマとすれば気候変動対策やインクルーシブ社会の実現などが議題となっております。都のこれまでの取り組みや経験、ノウハウをその場で発信していきたいと考えています。 またいろんな国の、またいろんな都市の首長、市長さんが参加されますので、そういった方、市長たちとのいい意見交換の場、面会を幾つか予定いたしております。クアラルンプールはせんだってマレーシアの首相と共にクアラルンプール市長がお越しになりまして、その際、東京の地下調節池、要は最近、洪水がすごいわけです。そこで都の取り組みなどを参考にしたいということで、すでにMOU等を組んでおりますので、そういったことで意見交換をしてまいりたいと思います。