東京五輪男子マラソンの「給水妨害疑惑問題」で世界中のSNSが大炎上…当事者の仏ランナーが釈明、謝罪も騒ぎは収まらず
世界中のSNS上で動画と共に多くの意見が殺到し大炎上騒ぎになった。 陸上専門メディアである「ランナーズワールド」は、SNS上の反応を取り上げた。 「今までの五輪で見たこともないような最低の行為だ」と非難する声がほとんどだが、擁護する意見も紹介されている。 「これはアクシデントであり、暑い中でのマラソンで、この段階では方向感覚を失っていたに違いない」、「彼はテーブルの横にはいなくて、スピードを出しながら体を曲げたり伸ばしたりしなければならない。他のランナーに挟まれている。暑さと湿気で絶対に疲れているに違いない。これはアクシデントだろう」 ただ、この擁護意見は少数派。意図的な非スポーツマン行為だと捉えている人が多いことから、ついにアンドゥニ自身がフェイスブックに問題シーンの動画を載せた上で釈明した。 「動画によって生まれたすべての不毛な論争に終止符を打つために」としたアンドゥニは「冷たさを保つためにボトルを水に浸している。そのため(ボトルは)滑りやすくなっている。私が列の最初からそれを取ろうとしたが、すぐにすべてが滑ってしまった」 英国のデイリースター紙などが、フランス語で書かれた本人の言葉を英文に翻訳して伝えた。デイリースター紙によると、アンドゥニは、「疲れもあって、だんだんと明晰さや気力が失われていた。アスリートたちに謝りたい。私は水の入ったボトルを取ろうとしてつかめなかっただけだ」と謝罪したという。 この釈明後も、SNS上の炎上は収まらず批判の投稿が続いている。 「滑りやすいというのは彼の性格を指しているのか」 「最後の1本をつかむまでは、全くつかもうとしていないじゃないか」 「なんという卑劣なことをしたのだろう。彼は一生、オリンピックから追放されるべきだ。彼は最後まで手のひらを閉じてつかもうとしていない。最後のボトルを上手に拾っているのに」 一方でSNSに投稿された動画の切り取り方に問題があると指摘するツイートもある。