「愛されているのに、満たされない」オードリー・ヘプバーンが生涯孤独だった理由とは
年下夫と再婚も夫の遊び癖が直らず12年で終止符
メルとの結婚経験から、理想の家庭を持つ難しさを実感したオードリー。もう結婚することはないだろうと思っていたようですが、またも人生を変える出会いが待っていました。 クルージングに出かけた先で9歳下のイタリア人精神科医アンドレア・マリオ・ドッティと出会うのです。二人は恋に落ち、アンドレアはオードリーの「結婚はもうしないかな」と固まりつつあった心を次第に解していくのです。 そしてオードリーが40歳になる数ヶ月前に2度目のゴールインを果たします。しかも翌年にはオードリーにとっては次男となるルカも授かるのです。次から次へと幸せの波が押し寄せてきてそれを実感していたオードリーですが、アンドレアに問題が(涙)。 なんとアンドレアは生粋の遊び人だったというのです。オードリーの美しさ、聡明さ、優しさを持ってしてもアンドレアの遊び癖は直ることがなかったといいます。残念すぎますが、オードリーは再び見切りをつけなければならなくなるのです。結婚12年で2度目の結婚にピリオドを打ちました。
年下のパートナーと人生最良の12年を過ごす
2度の離婚で傷つき、与えられる愛情が不足していたであろうオードリーの心を癒し、寄り添い続けたのが晩年のパートナーとして知られるオランダの俳優、ロバート・ウォルダーズです。 2度目の離婚をした直後に出会った二人。籍を入れることはなかったですが、一番理想の家族の在り方であったのではないかなとオードリーの晩年を見ていると思います。 1993年にその生涯を終えたオードリーですが、ロバートと過ごす日々が人生で最良の時だと生前インタビューで語っていました。 愛を思い求めた彼女が、人生最後にこんな発言ができたということは、彼女にとっての”最愛”を見つけられたんでしょうね。激動の時代をサバイブしてきたオードリーが、愛に包まれていることを実感できる最期で良かったと心から思います。
Megumi Sawamura