ファンに憧れてもらえる自分でありたい|そわんわんのB面
憧れてもらえる自分でありたい。今も続く成長
ー「ちょっとした成長を発信」というお話がありましたが、成長を発信するために取り組んでいることがあれば教えてください。 私は共感を大事にしていますが、「分かる分かる」と共感するだけでは成長を感じられないと思っています。だから、成長した姿だけでなく、今まさに成長しているという過程も見せるようにしています。例えば、キラキラしているところだけではなく、病んでいる時のことも話すとか。 また、やりたいことを口に出すことも大事にしています。「ロンドンに行きたい」というのもスタイルブックに書いたし、「いつか海外に住んでみたい」と動画でも話していて、発言がちゃんと残っているんです。そうすることで、過程を見守ってくれる方が増えたり、有言実行する姿を見て「私も頑張ろう」と思ってくれたりするんです。 それ以外にも、見た目の変化は一番わかりやすいと思うので、目に見える変化も意識しています。 ー成長を続けるために意識していることはありますか? 自分がどうありたいかは常に意識しています。年齢にこだわっているわけではないですが、YouTubeを始めて7年が経ち、私自身が25歳になったことで、自分が成長すると共にファンも一緒に年齢を重ねてきていると思います。今は、将来どうありたいかを定める時期だと思っていて、今の目標は、みんなから憧れてもらえるような自分であることです。 ー今後やってみたいことはありますか? もっとナチュラルに生きて、そのメッセージを伝えていきたいと思っています。服もコスメも友達も、みんないっぱい持っていると思うんですが、それでも「もっとほしい」「寂しい」と感じることがありますよね。それって、自分がすでに持っているものに気づいていないからだと思うんです。 目に見えるものだけが全てではなく、みんな既に誰かに愛されているし、優しくされているし、自分も誰かに優しくしているはずです。なので「もうすでにみんな持っているよ」ということを伝えていきたいですね。これは自分自身にもすごく思います。 まずは、部屋の掃除から始めたいと思います(笑)。今の自分にとって必要ないものを整理して、家から綺麗にしたいです。ちょうど今、日本からロンドンに帰る準備をしているので、何が必要か、自分を着飾るためのものではないかと、物の断捨離を通じて自分と向き合っているところです。 SNSでの発信において「共感」が重要なキーワードの一つであると語るそわんわんさん。その背景には、自分自身を含むあらゆる「人」を大切にする思いがあるからなのではないかと、取材を通じて感じた。「人が好き」と語るそわんわんさんは、友人やファンなどの自分の近くにいる人に限らず、たとえその場限りの出会いでもちゃんと向き合おうとする。いろいろな人を大切にするそのマインドこそ、沢山の人の憧れとなるのかもしれない。
文:安藤 ショウカ /写真:小笠原 大介