冬と春で日照が変わる花壇ではどんな植物を選べばいい?ガーデン添削ビフォーアフター
「うちも添削してほしい!」と好評の季節連載「杉井志織のガーデン誌上添削」2回目。日照条件のお困りを募集したところ、日当たりが悪くて悩んでいる......という内容がほとんどでした。 ウェブサイト「みんなの趣味の園芸」にお寄せいただいたみなさんの写真を杉井志織さんのアドバイスのもと、編集部が画像処理しました。みなさんの庭にも日陰がちで寂しいところはきっとあるはず。ぜひ参考にして心地よい空間にしましょう。 『趣味の園芸』7月号より、南側だけど日当たりが良好ではないというお悩みと、その解決方法をご紹介します。
冬と春では日照が変わるが、どんな植物を選べばいい?
南向きの花壇ですが、南側に門壁、西側には車庫があり、冬はあまり日が当たりません。3月からは昼前に数時間日照があります(上の写真は3月撮影)。 静岡県/びがくさん
【添削】玄関先には花で彩りも
日当たりの少ない冬に休眠するアメリカアジサイは、剪定が簡単で樹形もコントロールしやすいタイプです。また、白花もピンク花もコンパクトなものがあり、玄関先の限られたスペースに便利。コバノズイナも剪定で株を小さく保てます。フロックスは開花期が長い品種を選びました。 冬はヒューケラだけになるので、お好きだというクリスマスローズなど、開花した鉢植えを置くとよいでしょう。
杉井志織(すぎい・しおり) 園芸家 庭の植栽設計、花壇管理、花壇ボランティア運営の指導、フラワーショーなどのイベント装飾などで活躍。草花全般の栽培、最新品種の情報に精通。ビギナーにもわかりやすい語り口で人気が高い。監修に『らくちんガーデニング 12か月の魔法 無理なく続ける庭しごと』(NHK出版)など。 ●『趣味の園芸』2024年7月号 杉井志織のガーデン誌上添削 夏編/日照のお悩みを解決! より