【全文】マンション傾き問題(2) くい70本の現状を調べて発言と照合する
耐震偽装事件の翌年の着工だがどう考えるか?
司会:それではすいません、次の方、お願いします。その後ろの男性の方。 TBS:前田社長にお伺いしたいんですが。 司会:すいません、社名と。 TBS:TBSの金平と申します。この当該物件が着工されたのが2006年ですね。ですね? 2006年といいますと私たちの記憶にあるのは、耐震偽装事件っていうのが前年にあって、これでその構造計算書を改ざんした人物が刑事責任を取られるという、非常に深刻な、建設業界あるいはマンションの分譲業者にしても業界にとっても非常に深刻な自体が起きた翌年に着工されたというタイミングですね。この辺りの管理者としての、現場の工事の管理者としての責任をどういうふうにお考えになってるのかというのが1つです。 前田:姉歯事件の、事件の詳細っていうのは私は今、確認しておりませんけれども、今おっしゃられたような、ほぼ同時期であったというふうに考えております。当然、われわれとしては、そういう事件の重みを受け止めて、しっかりやっていかなきゃいかんと、そういうふうに考えていたと私は思っておりますけれども。ただ、まだ当時の関係者に全て調査をしているわけではございませんので、今後の調査を待ちたいと思っております。 TBS:いいですか。今回の当該物件の施工管理者の方が担当されたマンションの棟数とか、数、現時点ではどのぐらいの数を把握されているのか。そして、現在そのマンションについての安定性についての調査っていうのは、現時点ではどこまで進んでいるのかというのを教えていただけますか。 前田:現在、調査中でございます。 TBS:何棟ですか。 前田:ちょっと今、その棟数についてはお答えはできません。調査中ということでございます。 司会:すいません、マイクをじゃあ、お戻しください。じゃあそちらの。 日経アーキテクチュア:日経アーキテクチュアのタカイチと申します。よろしくお願いいたします。杭の長さを決める、杭の設計に値するものを手掛けたのは、元請けの三井住友建設だと認識しております。三井住友建設の工事管理者の方は、この現場に立ち合っていましたでしょうか。また本数が到達してない本が一部の杭でデータ改ざんがあったということで、これだけ未達になっているというのは、PC杭の長さそのものが非常に間違いがあったのではないか。この点についてはどうお思いでしょうか。 平居:その辺につきましては、一部そのように報道もされておりますが、現在、お互いに情報を開示し合いながら、調査中というような、データお互いに確認し合ってという形になりますので、もう少しお時間いただいて、ご報告したいというふうに思っております。