【全文】マンション傾き問題(2) くい70本の現状を調べて発言と照合する
時間、材料、コストへのプレッシャーはあったのか?
司会:その前、はい。 週刊ダイヤモンド:週刊ダイヤモンドのオカダといいます。セメントミルクの注入量の改ざんについて、この事実を会社として確認されたのはいつか。横浜市に報告されたのはいつか。お答えください。 前田:会社として確認したのが、9月の7日。10月です、すいません。最初に改ざんというかデータの転用等があったとか把握したのが10月の7日ということでございます。それから、横浜市に報告したのは16日でございます。 週刊ダイヤモンド:16日まで報告時期が長引いた理由はなんでしょうか。 前田:10月の7日にわれわれが把握をして、その後、詳しい機能、内容の調査、精査をしておりまして、第一報は元請けさんの三井住友建設さんに10月7日に入れおるんですけれども、そのあと内容についてさらに精査をして、正式に私どものほうから、三井住友建設さんのほうに報告をしたのが10月の14日と。こういうふうになっております。 週刊ダイヤモンド:10月の14日の段階では報告できなかった? 前田:それはちょっと、私どもだけの判断ではもちろん公表するわけにいきませんので、まず元請けさまに正式にご報告をしたと、こういうことでございます。 司会:ほかに。後ろの方。はい、そうです。 サンデー毎日:毎日新聞出版、サンデー毎日のオカニシと申します。支持層まで杭が到達しなかったとか、それからまたデータの取得に失敗したとか、そういうふうに再度の作業をする際に、やはり時間、材料、コスト、追加でかかってくると思うんですけれども、そういったものに対してそれを許さないというか、そういうものを感じるような雰囲気が、現場に対するプレッシャーがあったか、なかったか。そこをお聞きしたいと思います。なかったと信じてるとか、そういうことではなくて、あったか、なかったか。もしくは調査はこれからか。そういった形でお答えください 平居:はい。今おっしゃったようなプレッシャーがあったかなかったかということについては、調査はこれからになりますが、少なくとも杭が足りない場合に、端的に申し上げて、追加をしていいですよということについて、現場の代表にとってもわれわれにとっても、それがコストアップにつながることはございません。それは、元請けさんが負担していただければということです。 工期については、いろんな場所でどうしてもアヤというのはあるかもしれませんが、そういうことがプレッシャーになったかどうかということについては、これから逐次、ヒアリングしていきたいというふうに思っています。それが現状の分かっていることでございます。