PR会社代表が投稿…「広報全般を任された」 兵庫・斎藤知事は公選法への“違法性”否定
日テレNEWS NNN
兵庫県知事選挙での斎藤知事のSNS戦略をめぐり、PR会社代表が「広報全般を任された」とブログに投稿し、波紋を広げています。報酬の支払いが公職選挙法に抵触する可能性も指摘される中、斎藤知事は25日、改めて違法性を否定しました。 ◇ 25日夜、首相官邸をあとにする際、笑顔が見られたのは兵庫県の斎藤元彦知事。「全国知事会」への出席や石破首相を表敬訪問するため上京していました。 ただ午後、記者に囲まれるとある問題への釈明に追われました。 兵庫県 斎藤元彦知事(47) 「今回の件について、公職選挙法違反になるようなことはないと認識しております」 ──当局から捜査要請があったら応じるか? 兵庫県 斎藤元彦知事 「今後については、弁護士と相談しながら適切に対応していきたい」
今月17日に投開票が行われた“出直し選挙”で返り咲きを果たした斎藤知事。自身が勝因の一つにあげたのが、積極的な「SNS」の活用です。斎藤氏の陣営はSNSに演説の様子などをこまめに投稿。支持を拡大していきました。 兵庫県 斎藤元彦知事 「SNS『X』を始めたときはあまり好きじゃなかった。だけど今回、やっぱりSNSの力はすごいなというふうに思った。SNSのいい面が本当に今回よく見えた」
陣営が運営していたXの応援アカウントには「#さいとう元知事がんばれ」というハッシュタグがたびたび登場。こうしたSNSを使った広報戦略を担当したと再選の3日後にネット上で明かしたのが、兵庫県内にあるPR会社の代表の女性です、斎藤知事と並んで写る写真とともにこう投稿しました。 「斎藤さんへの世の中の見方を変えていく上で重要だったのが、ハッシュタグ『#さいとう元知事がんばれ』です」 「『元彦』さんと『元知事』を掛け合わせて、『前知事がんばれ』ではなく『元知事がんばれ』としたのも、こだわったポイントです』 キャッチコピーなどを提案し、SNS上で拡散させたことを“成果”として報告。さらに… 「私が監修者として、運用戦略立案、アカウントの立ち上げ、プロフィール作成、コンテンツ企画、文章フォーマット設計、情報選定、校正・推敲(すいこう)フローの確立、ファクトチェック体制の強化、プライバシーへの配慮などを責任を持って行い、信頼できる少数精鋭のチームで協力しながら運用していました」