【食品卸業界2022】外食回復や値上げなど課題山積 デジタル活用やサステナビリティ推進で成長へ
食品卸業界にとって2022年は復活を賭けた年となる。新型コロナウイルスの感染拡大による生活者の行動変化、2年にわたって苦戦した外食市場へいかに的確な手を打つかが、重要なポイントになりそうだ。2022年は昨年からの食品値上げがさらに拡大するとともに、小売業の価格下げ圧力や物流・人件費上昇などが表面化してくると想定され、相次ぐコスト増加要因にどう向き合うかも課題だ。デジタル活用や非競争領域における連携など、従来の範疇(はんちゅう)を超えた効率化の追求が一段と重要性を増しそうだ。昨年から急速に浮上してきたサステナビリティの潮流をとらえた付加価値戦略に取り組むことも、卸業界の新たな成長を促す可能性もある。
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日本食糧新聞社