「世界で最も美しい100のプロダクト」ピカソも愛した〈オピネル〉の “折りたたみじゃない” ナイフ。【今日の逸品】
〈オピネル〉の “折りたたみじゃない” ナイフ
カーサ ブルータスの人気企画「10選」シリーズから、こだわりの逸品をジャンルレスに日替わりでご紹介します。 【フォトギャラリーを見る】 ロンドンの〈ヴィクトリア&アルバート博物館〉が選んだ「世界で最も美しい100のプロダクト」に名を連ねている刃物──それが19世紀末のフランスで生まれた〈オピネル〉の折りたたみナイフ。ちなみに〈ニューヨーク近代美術館〉の収蔵品にも選ばれているし、ピカソが愛用したことでも知られている。美しさは世界のお墨付きなのだ。 そんな〈オピネル〉の “折りたたみじゃない” ナイフもまた、うっとりするほど美しい。切れ味のいいステンレススチールの刃に、使い込むほどに味のある風合いに育つブナ材の柄。手入れがラクなことでも知られていて、刃には「さびない鋼鉄」という意味をもつ「INOX」の文字も刻印されている。 キッチン用からアウトドア用まで30種類以上ある中からカーサが選んだのは、頑丈で素朴でシンプルなチーズナイフ。切り分ける時に便利なフォークとセットになっていて、フォークはナイフスタンドにもなる。小ぶりなのに、しっかり切れて使いやすい。さすがコンパクトな折りたたみが原点のブランドだ。 公式サイト
photo_Naoki Seo text_Masae Wako Styling_Makiko Iwasaki