アルバイトや派遣から確実に社員登用されるための交渉術とは? ひろゆきの仕事で使える“ズルい”言いまわし
仕事やプライベートで「なぜかうまくいく人」は、どんな言葉を使っているのか? 実は賢い人ほど、相手から期待通りのリアクションを引きだす「ズルくてうまい言いまわし」を日頃から駆使している。 どんな言葉を使えば物事がスムーズに進むのか? 様々なシチュエーションごとに「ダメな言い方」「うまい言い方」を解説した、ひろゆき氏の新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』から、テクニックの一部を紹介しよう。
正社員への雇用切り替えを交渉する言葉
アルバイトとして働いている会社で正社員を目指したい。ただ、仕事をマジメに頑張っていても社員登用されるかどうかは、結局は上のさじ加減次第になってしまう。もっと確実に社員登用されるための交渉の仕方はないか?
会社が正社員雇用をしないのは、そのほうがメリットがあるから
日本では、契約社員やバイト、派遣社員という、いわゆる非正規雇用と呼ばれる働き方をしている人が多いです。また、正社員であっても実際は出向で他社の人間として働いているパターンもあったりします。 そんな人たちのなかには、勤務先や出向先の正社員になりたいという人もいます。正社員と同じ仕事どころか、それ以上に頑張っていたらなおさらですよね……。 この時点で一つ肝に銘じておくべきことがあります。それは、「会社が非正規雇用の人を正社員として雇用しないのは、そのほうが会社にとってメリットがあるから」ということです。 正社員にしないのに頑張って働いてくれるのであれば、現状維持が会社にとっては最も得。なので、急に「正社員にしてくれませんか?」と相談しても、相当優秀な人じゃない限り難しいでしょう。 でも、そんな利益を追求するための組織でも、バイトや契約社員を5年以上雇用した場合には、無期雇用契約、つまり正社員に転換しなければならないルールが法律で決まっていたりします。 だから、契約社員やバイトとして働いていて正社員になりたい人は、5年が過ぎるのを虎視眈々と待つこと。よほどのブラック企業じゃなければ、5年が経過する少し前に人事部から「無期雇用への切り替え」の打診が来るはずです。 とはいえ、企業側もこれを見越して3~4年で契約を切ったり、その後に再契約を求めて事実上継続して働かせようとしたりすることがあります。 でも、一度契約を切っても再度契約をするのは、会社が「できればいてほしい」と考えているからなので、「正社員になれないのなら契約延長はしません」と言うのも手だったりします。