大阪市・松井市長が定例会見6月10日(全文2)別に酒が悪いわけじゃないんだから
宣言解除後にどういった措置が望ましいか
だからあの時点の知事の、吉村知事の判断というのは、まさに数字、基準に応じた判断をしていると。その後、第4波が起こって医療現場、重症のベッドがオーバーフローしたと。それは、一部の人たちも吉村が悪いということを言うけど、それはもうあと出しじゃんけんで。それはこのコロナの状況をどこまで、そこまで予想できるかといえば、これは、僕は無理だと思うし、府民の皆さんにやっぱり協力をいただこうと思うと、やっぱり一定の基準があるからこそ協力していただける。出口のない、先が見えないトンネルの中で、基準もなく、だまって付いてきてくれって言われても誰も付いていきませんよ。だから吉村知事の2月末の、僕ももちろん相談もしてましたし、日50人の状況の中でやはり緊急事態を解除するというのは、僕は当然の判断だったと思います。大阪の全体のことを考えれば。 共同通信:すみません、ちょっと2点伺いたいんですが、官房長官は以前、宣言解除後に、まん延防止等重点措置への移行に関しては選択肢としてありうるというふうに発言をされていましたけれども、市長、先ほど緩和の話されていましたけれども、引き続きまん延防止等重点措置で対策をするといった場合に、宣言解除後にどういった措置が望ましいかという部分で、いわゆる、まん防の形にすべきだと考えていますでしょうか。 松井:僕はもうある程度、このワクチンの効果が見極められて、それから治療薬ができるまでは、もう日々まん延防止だと思ってます。これ、緊急事態宣言からまん延防止措置に切り替えていく中で、じゃあ何を緩和して規制の何を継続していくのか。結局もう皆さん自主的に感染対策取ってくださいよと。それから不要不急の外出をやめてくれと。これ、どこまでが不要不急なんですかと。
知事とはどういった話をしているのか
だからもう不要不急というのも、これはもうわれわれの年代の人からいろいろ言われるんだけど、絶えずステイホーム、家に閉じこもってることで、やっぱりコロナ以外に体調が悪くなってると。コロナ以外の疾患で非常に体調不良を起こしてるというのもありますから。だからどこまで不要不急っていうのか、これもよく分からないところあります。だから今、百貨店も開きだしてる。日用的な製品以外、じゃあ買ったら駄目なの? っていっても、それ不要不急の商品なのかって言われれば違うと思うしね。 だから医療従事者の皆さんにもう非常にご苦労をお掛けしてきましたけども、ワクチンもこれだけスピード感持って、打てるキャパも増やして広げていきますんでね。やはり数字上、感染者が減ってきて、そういう1つの大阪モデルという、そういう目標値の状況になってくれば、やはり従来自由に生活できるわけですから、そういう規制については、制約については解除していくべきだと思います。 共同通信:すみません、最後に。20日以降の宣言期間以降の対応に関して、解除を含めて知事とは話を、どういった、今、話をされているか。伺える範囲でお答えいただければと思います。 松井:吉村知事は今、解除の議論をするのが早いというスタンスでやってますんで具体的にはいろんな話はしてませんけども、今のこの数字を見ていけば、これ、いきなりあした解除するっていっても準備ありますから、お店の方々も。だからそういう方向性は来週になればやっぱり議論すべきだと思います。お店も、じゃあ何時まで開けるのと。仕入れどうしたらいいのかとか、従業員のシフトどうしたらいいのかとか。それは、例えば今日言ってあした解除だからお酒出していただいても大丈夫ですよっていっても準備整いませんからね。だからやっぱり今日、再来週に期限が来るわけですけど、来週にはやっぱりそういう議論を、これは大阪府のほうで、やっぱり対策本部専門家会議でしっかり議論をしてもらいたいと思います。僕はもう20日でなんとかこれを、緊急事態を、これだけご協力いただいたんだから緊急事態を終わらせたいというふうには考えています。 司会:次の質問をお受けします。朝日放送テレビさん。 【書き起こし】大阪市・松井市長が定例会見6月10日 全文3に続く