「年収は4000万円の選手も…」箱根駅伝“山の神”が率いる新チームの“規格外”…「陸上には稼げる余地が」「来年から本気でニューイヤーを狙う」
目標は27年ニューイヤー駅伝…必要なのは「絶対的エース」
現在、MABPに所属する選手は神野含めて3人。九電工から移籍してきた堀尾謙介とメイクスから加入した鬼塚翔太がいる。 加えて、来春に新入社員として3人の入社が決まっており、これから獲得を予定するケニア人ランナー2人を含めると8人だ。 MABPの当面の目標は、2027年1月のニューイヤー駅伝(全7区間、外国人選手は4区のみ)への出場。元日の本戦に出場するためには、2026年11月に開催される東日本実業団駅伝で上位10位に入るのが条件となる。 予選に向けて、現時点で最も足りないピースがエースランナーの存在だ。 「会社との約束は27年1月のニューイヤー出場ですが、26年から本気で狙っていきたいと思っています。その上で、一番必要なのが最長の2区を任せられるようなエース選手。そうした選手にもMABPに入ってもらえるチーム作りをしていきます」(神野) 神野と高木が準備する斬新な実業団システムは、大企業優位の陸上界に新しい風を吹き込むのか。挑戦は、始まったばかりだ。
(「箱根駅伝PRESS」泉秀一 = 文)
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