3人のママ鈴木亜美。子育ての先輩は、YouTubeの“頑張りすぎない”ママたち。3人目にしてやっと、頑張りすぎない育児の大切さを知った
大好きな激辛料理は、産後の体型管理や気持ちのリフレッシュにも!
――激辛女王としても知られていますが、どんなときに食べるんですか? 鈴木 妊娠中や授乳中は、激辛料理は控えていました。皆さんが普通に食べる量ぐらいであれば、この時期も問題ないと思うんですが、私の場合は普通じゃなくて(笑)。皆さんの10倍とかの量をとってしまうので、さすがに先生からストップがかかりました。 長女の授乳が終わってから、ようやく食べられるように。ただ不思議なもので、妊娠時期や授乳時期って、ホルモンの関係なのか、あまり辛いものを食べたいと思わないんですよね。授乳が終わってまたホルモンバランスが変わると、急に欲するようになり、「待ってました!」という感じでした。 ――激辛料理を食べることでリフレッシュになったり、代謝アップなど健康面での効果も期待できるのでしょうか? 鈴木 辛いものを食べるとスカッとするし、ハッピーな気持ちになります。けっこう汗をかくので、運動をしたあとやホットヨガをしたあとと同じような、「整う」に近い感覚になるんです。 辛いものを食べたあとは、話しているだけでも背中がポカポカしてきて、すぐに汗をかくんです。私は運動が好きでジムに通っているのですが、ちょっとの運動でも汗をかけるので、燃費もいい感じがします。無理せず、好きなもので体型維持ができるのってうれしいですよね。 家でも、みんなが食べ終わったあとに、残った料理に辛さをたして食べています。あとは、熱々のスープの中にいろんな具材を入れる食べる火鍋も、1人でよくします。
子どもたちが、ママやパパに自由に発言できるような関係性を築いていきたい
――母親になって、鈴木さんの考え方や生き方で変わったなというところはありますか。 鈴木 すべてが変わりましたね。仕事の内容もそうですし、まわりからの見られ方も「ママとして」ということがほとんどになりました。 私はどちらかというと、子どもたちには自由にさせたいなという考えなんです。マナーなど厳しくするところはするんですが、基本的には、意欲があるものは全部させてあげたいんです。一方でパパは、けっこう厳しいところがあるので、夫婦でバランスが取れていると思います。 子どもたちには、自由に発言できる環境を与えたいなと思っています。私が小さいころは、親がすごく厳しくて、自分が言いたいことを言いづらい環境だったんですよね。いい子でいなきゃいけなかったし、親の言うことを聞かないと「ダメ!」と言われていました。そういう時代だったのかなとも思います。自分の考えを思いきり発言できる機会ってすごく少なくて、それって、自分自身を閉じ込めちゃうのかなと。 だから自分の子どもたちには、思ったことはなんでも自由に発言してほしいんです。もし、それが間違っていたら教えてあげればいいだけなので。そういう思いから、子どもの発する言葉や、子どもとの会話を大事にしています。 ――子どもたちから、何か相談されることもありますか? 鈴木 長男は小学2年生で、友だちとの関係性もそれなりにいろいろあり、たまにトラブルなども出てくるんですよね。そんなときはしっかりと長男の話を聞いて、勝手に間違った解釈をしないように気をつけながらアドバイスをするようにしています。 長男は、学校生活のことは私のほうが話しやすいみたいで、私によく相談してきます。子どもながらに、「弱々しいと思われたら恥ずかしいな」とか「悔しいな」とか、そういういろんな感情があるんですよね。でも、だれかに話すことは恥ずかしくないんだよということを常に伝えています。「ママにも、小さいころにこういうことがあったんだよ」と、自分のことも話してあげると、長男も「ママにもそんなことがあったの? 自分だけじゃないんだ」と思えたみたいで、なんでも話してくれるようになってきました。 私のほうも、ゆっくりじっくり、息子の緊張をほぐすようにていねいに聞くようにしています。そういう、なんでも話せる関係性を、子どもたちとはこれからも築いていきたいですね。 お話・写真提供/鈴木亜美さん 取材・文/内田あり(都恋堂)、たまひよONLINE編集部 第1子の子育てでは、完璧を求めすぎて、頑張りすぎていたという鈴木さん。2人目、3人目の出産・子育てを経験し、頑張りすぎないこと、手抜きをすることの大切さを知ったと言います。また、子どもたちも少しずつ成長し、ときには友だち関係で悩むことも。そんなときでも、なんでも話してくれるような親子の関係性をゆっくりと築いていきたいそうです。
鈴木亜美さん(すずきあみ)
PROFILE 1982年、神奈川県生まれ。テレビ東京系バラエティ番組『ASAYAN』のオーディション企画で優勝し、1998年に小室哲哉のプロデュース『love the island』で歌手デビュー。2016年に一般男性と結婚し、翌年1月には第1子を出産。2020年2月には第2子、2022年8月に第3子を出産して3児のママに。2022年度の『ベストマザー賞』を受賞している。激辛料理をペロリと食べることから「激辛女王」と言われている。 ●この記事は個人の体験を取材し、編集したものです。 ●記事の内容は2024年12月の情報で、現在と異なる場合があります。
たまひよ ONLINE編集部